「コントロール外・コントロール内」常に挑戦し続ける方法
権限内「コントロール内」にあるものに集中する必要性とは
自分のコントロールできることに集中せよ。
この言葉、よく聞きませんか?
そう、人は自分のコントロールできる範囲内でしか、影響を及ぼせないのです。
以下、自分のコントロールできる範囲を権限内、コントロールできない範囲を権限外と呼ぶことにします。
そして、自分の権限内に集中すること、これが非常に大事です。
アドラー心理学でいう「課題の分離」というのはまさにこのことです。
他者を変えようと思っても、その他者が自ら変わろうとしない限り他者を変えることはできません。
その点では認知行動療法など、臨床心理学は「他者に変わるよう勇気づける」という素晴らしいワーク・職業だと思います。
話はそれましたが、他者を変えることはできません。
変えられるのは、自分の態度、行動、姿勢、メンタリティ(マインドセット:心構え)のみです。
その権限内にある事象のみを変えることに注力しましょう。
また、後述しますが、自分の権限内の行為は「コンフォートゾーン(快適な領域)」と「チャレンジゾーン(挑戦ゾーン)」に分けることができます。
このチャレンジゾーン(挑戦ゾーン)にい続けることがあなたの成長を促します。
チャレンジゾーン(挑戦ゾーン)についは後述します。
権限内「コントロール内」の挑戦ゾーンとは
この項では以後「自分のコントロールできる範囲」のことを権限内と呼びます。
では、権限内に自分の力を集中させたとして、その中でも簡単でやりやすい「コンフォートゾーン(快適ゾーン)」に居続けたらどうなるでしょうか?
それは「全く成長しない、むしろ退化する自分」になってしまいます。
だからこそ権限内でも「チャレンジゾーン(挑戦ゾーン)」に居続けることが大事なわけです。
チャレンジゾーンとは自分の権限内にありながら最も権限外(コントロール外)に近い部分をさします。
ちなみに、以後、権限外とは、自分のコントロールできない範囲のことを指し、それを権限外と呼びます。
そして、権限内に注力せよ、と僕は前の項で言いましたが、権限内にも二種類あります。
それは、楽して行動できる「コンフォートゾーン(快適ゾーン)」と、頑張らないと前に進めない「チャレンジゾーン(挑戦ゾーン)」とがあります。
そして、僕らは常に「チャレンジゾーン(挑戦ゾーン)」にいなければならないのです。
そしてチャレンジ(挑戦)して疲れ切ったら「コンフォートゾーン(快適ゾーン)」で回復すればいいわけです。
こうやって、自分の権限内の行動でも、自分の権限内で変えられることにも、二種類あり、達成が難しい「チャレンジゾーン(挑戦ゾーン)」にいた方が成長できることは覚えておいてください。
権限内か権限外か見極める方法とは
そして、自分のコントロールできない範囲、つまり権限外のことは無視しましょう。
悔しいこともあるかもしれませんが、あなたにできることはありません。
権限内のことをやり尽くしたら、あとは結果を見守りましょう。
そして、権限外か権限内かを見誤ってはいけません。
たとえば対人関係。
あなたがもし人と喧嘩したとしましょう。
その人はあなたにとって大事な人だとします。
その人が喧嘩してから態度を変え、攻撃的になったとします。
それでもあなたは、アドラー心理学の「課題の分離」を使い、あなたとの喧嘩が原因で態度が悪くなった大事な人を放置しますか?
僕だったらしません。
なぜなら「相手から態度が悪くなった原因を聞き出し、それを自分で改めることで相手の態度を変える」ことは権限内の行為だからです。
このように「他者は変えられない」と十把一絡げに括ってしまうのでなく、問題の原因を探り「自分にできること、つまり自分の権限内で問題解決につながること」という権限内の行為を見つけ出すことが大事なのではないでしょうか?
これが、権限内か、権限が以下を見極める方法です。
権限外はポジティブに考える
自分のコントロールの及ばない範囲。
つまり、権限外のことは自分ではどうしようもありません。
そういったことはポジティブに考えましょう。
そして、スルーしましょう。
権限外のことは自分のコントロールの及ばない範囲、まともに考えても意味のないことです。
できるだけポジティブに考えることが大事です。
権限外のことは放っておいて、自分の集中できることに集中すべきです。
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