4泊5日-憧れの雲ノ平(2日目:五色ヶ原から太郎平)
山行日:2022年09月29日(木)~10月3日(月)
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今回の縦走で鬼門となる2日目。山行日の9/30(金)時点で道中にあるスゴ乗越小屋は小屋閉めを終えており、薬師峠までテント場はない。コースタイムはまさかの12時間を越え、途中に水場もない。エスケープルートもないので、兎にも角にも前に進むしかない。
macaのコースタイム
04:00 五色ヶ原キャンプ場
04:10 五色ヶ原山荘
04:35 鳶山[とんびやま](休憩10分)
------ 日の出を見るために休憩30分
05:10 越中沢乗越
06:25 越中沢岳(休憩10分)
07:20 スゴノ頭
07:55 スゴ乗越
08:40 スゴ乗越小屋(休憩15分)
10:05 間山(休憩5分)
12:05 北薬師岳(休憩20分)
13:20 薬師岳(休憩30分)
14:30 薬師岳山荘
15:40 薬師峠(太郎平キャンプ場)
*テント泊の受付は17時まで薬師峠で可能
*テント泊は予約不要(幕営料一泊1,000円/人)
*スゴ乗越小屋は小屋閉めが早いので要確認
(2022年の小屋閉めは9月25日)
*適宜休憩あり
雰囲気
コースタイム12時間の長丁場
少しペースが落ちたとしても明るいうちにテント場へ到着したいのでまだ暗い4時に出発
このルートを歩くのは自分しかいないと思っていたが、この日は何人かおり、前方も後方もヘッドライトの明かりが見えたので、同じような時間に出発したと思われる
越中沢乗越手間で空か明るくなり始める
途中、鳶山からは富山市街の夜景が見えたので昼間に上っても景色が良さそう
木道には霜が降りてよく滑る
鳶山と越中沢乗越の間で日の出を迎える
こちらはタイムラプス
朝日で赤く染まる鳶山
霜が降り朝日を浴びる植物たち
すっかり明るくなり登山再開
越中沢岳に上る
越中沢岳に到達
鳶山や五色ヶ原、遠くには雄山までよく見える
北薬師岳、薬師岳もくっきり見える
これからあそこまで歩く
こちらは赤牛岳
改めて贅沢な景色
スゴ乗越まで下れば、薬師岳までは上るだけ
目の前の道はこんな感じ
下ったばかりの越中沢岳
スゴ乗越から薬師岳までの稜線
ぽつんと佇むスゴ乗越小屋
スゴ乗越から赤牛岳
あと少しでスゴ乗越小屋
気持ち的には本日の中間地点
スゴ乗越小屋に到達
まず目に入るのがテント場
広くはないけど平らなのが良い
テント場と小屋の間は木道になっている
小屋閉め後のスゴ乗越小屋
スゴ乗越小屋からの眺め
小屋からは薬師岳は見えず
見えるのは間山
スゴ乗越小屋から少し上ると開けた空間
さらに上ると先程の開けた空間が眼下に
その少し先がスゴ乗越小屋
目線の先には越中沢岳や雄山
残念ながら五色ヶ原は越中沢岳に隠れて見えない
赤牛岳の麓に平野を発見
ずーっと高天原だと思っていたが調べてみると薬師見平という場所みたい
ここへ行く登山道はないが行けないことはないらしい(超上級者向け)
間山からは大日岳や剱岳が見える
浄土山から薬師岳が見えるから考えれば当たり前なんだけど、
実際に目にすると嬉しい
右のピークが越中沢岳、その稜線沿いの左のピークが鳶山・鷲岳
中央にある一番高い山が雄山
奥にある一番左が剱岳と推測
スゴの頭、その奥に針ノ木岳
間山では足元の紅葉が綺麗だった
この緩やかな稜線歩きが最高に気持ちいい
池?池塘?後ろには弥陀ヶ原
緊急時の水場になるかも(フィルターは必須)
疲れてるのもあり何度も足が止まってしまう
そんな時は振り向いて、昨日・今日で歩いた稜線を見て癒される
薬師見平が気になって仕方がない
薬師見平のアップ
間山を過ぎ、気がつけば目の前には薬師岳
と思って上っていたが実際は薬師岳の手前にある北薬師岳
この北薬師岳への上りが一番雰囲気が好きだった
最高の稜線を見下ろす
前方に槍ヶ岳
左手に赤牛岳・水晶岳、中央やや左の台地が雲ノ平
(わかりにくい)
北薬師岳山頂手前で雷鳥を発見
ほんの2,3歩、道を間違えた際にハイマツから飛び出してきた
驚かせてしまって悪いことをした
北薬師岳頂
山頂は地味だが眺望は抜群
有峰湖
赤牛岳
赤牛岳、水晶岳、鷲羽岳、祖父岳
室堂方面
針ノ木岳方面
北薬師岳の一番の目玉は
国指定特別天然記念物 薬師岳の圏谷群
ここはその一つの金作谷カール
ほとんどの人が折立から薬師岳までは来るけど北薬師岳までは来ない
正直、もったいないと思う
カールの反対斜面には薬師岳山荘や太郎平
この時、中央にある薬師岳山荘が太郎平小屋だと思っていた
まさか右奥の平野まで下りることになるとは考えもしなかった
薬師岳に到達
五色ヶ原からほとんど人を見かけなかった分、人の多さに驚く
(それでも山頂にいたのは10人程度)
こちらからの金作谷カールは迫力がイマイチ
赤牛岳や水晶岳、裏銀座の峰々が見渡せる
雲の影になっている所が雲ノ平
その奥の小高い山が祖父岳
その奥が槍ヶ岳
残る行程は太郎平まで下るだけ
(未だに太郎平の場所を勘違いしている)
進行方向左手に中央カール
中央カールの縁
この稜線は登山道ではないので歩けない
別角度
太郎平キャンプ場は小屋の手前にあるはずなのに一向にテント場が見えない
ここでようやく奥にある小屋が太郎平小屋であそこまで下りなければいけないことに気づく
現実が受け入れられないので避難小屋跡に寄り道
わざわざ寄るほどではない
先程の歩けない稜線は避難小屋跡からの延びている
手前には☓マークがあった
薬師岳山荘を通過
もはや景色を楽しむ余裕はなく、雲が出てきなぁくらいしか思っていない
どこを見渡してもテント場らしきものが発見できず開けた空間に出る
山頂からはるか下に見えていた太郎平小屋が同程度の高さに
気がつけば樹林帯に突入
なんの前ぶりもなく太郎平キャンプに到着
テント場自体は広いんだけど左へ緩やかな下り坂になっているので快適な場所は少なめ
木で隠れているが隣接する建屋で受付ができるので太郎平小屋まで行く必要はない(17時までは管理人さんがいる)
しばらく休んでから日の入を撮るために太郎平小屋方面へ散策
太郎平小屋方面からの太郎平キャンプ場
薬師岳は雲に覆われている
太郎平小屋までの木道は開放感抜群
雲海がいい感じ
日の入はタイムラプスでお届け
撮影終了後、テント場に戻ると空が赤く染まっていたのでもう少し撮影時間を長くすれば良かったと反省
結局ほぼコースタイム通り12時間近く歩いた
体力を使い果たし、夕食後はすぐに眠りにつき、夜空を観察することはできなかった
あとがき
本日のコースは地図によってだいぶコースタイムが違う。ブログなので個人のコースタイムを見ると10時間程度の方もよく目にする。あくまで自分の推測であるが、五色ヶ原~太郎平間を歩く人は健脚者ばかりで歩く速度が速いような気がする。自分が健脚者グループなのか、そうじゃないのか、このコースに挑戦したいと思ったら自分の体力をしっかり把握している必要がある。
もし体力に自信はないが挑戦したいのであれば、スゴ乗越小屋が営業しているときにそこで1泊し、1日あたりの歩行距離・時間を減らすという手もある。というより、そっちがスタンダードかもしれない。
正直、3日目以降の雲ノ平より秘境感があり、人が少なく、景色も良いので時間と体力があれば、是非チャレンジしてほしいコースの一つである。
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