今日もマウンティングから始める男たちよ

週一のとある定例ミーティング。

参加者はわたしと40代男性Sさん、30代男性Oさんと同じく30代男性Gさん、そのほか男女1名ずつの計6名。

会議の冒頭、Sさんの世間話でアイスブレイクから始まるのが常のこの会議、先日、SさんがTOEICの勉強を始めたとのこと。まわりに公言することでやらざるを得ない状況にしようと、そんな話がはじまった。

OとGは、いわゆるエリート的なイメージで中途入社してきた。うちの会社は成り上がり系の中小企業なので、そういうメンツはなんとなくすげー人たち(あえての言葉づかい)みたいな目でみんな見てしまう傾向にある、という注意書きをしておく。

SがOとGに、「でもふたりとも英語できるんでしょ?すげーなー」みたいな発言からはじまったわけです。

O「僕はぜんぜんですよ。ホストファミリーのこどもから、フランス語ができないことをものすごくバカにされましてね〜。あ、向こうではフランス語ができることが上流階級の証なんでね。」

G「ぼくの英語もめたくそ(この言葉はじめて聞いたけど)な英語ですから。アメリカのロースクール行ってましたけど、しゃべれても論文書けないって奴は多かったっすね」

ここまでで、聞いてもないような個人情報が本人からどんどん湧き出てきて、この話題ってSさんが主役じゃなかったっけ?と見失った(笑)

そこでわたしが、「わたしは帰国子女だからなんとなく英語はわかって、あとはスペイン語もやってましたね。中国に留学してたから中国語もわかるけど、独学で韓国語もやりました。でもどれも中途半端でだめですね。」と、わたしの自己紹介をする気分にはならなかったけど、OとGは少なくともこれを言ったんだと思うとなかなか信じられない精神力というか、なんというか、、、。

本人たちは、そのあとどんな気分だったのか。なにも思ってないんだろうけど。

男同士のマウンティングの輪をキョロキョロしながら見てた話。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?