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天職活動に直結する「純粋意欲」という考え方


天職づくりに直結する「純粋意欲」という考え方


コーチング業界のレジェンドのお一人で、CTI JAPAN 創設者の榎本英剛さんは、ご自身の著書「本当の仕事」の中で、天職づくりに欠かせない「純粋意欲」という考え方を提唱しています。

なぜだかわからないけれど、とにかくそれがやりたい。他人が何と言おうとも、それがやりたい。そういうのが純粋意欲です。何か別の目的を達成するための手段として、それをやろうとするのではなく、それをやること自体がすでに目的になっているような意欲です。

「本当の仕事」(榎本 英剛/プレミアムブックス版)

「純粋意欲」を見つけるための6つの問い


書籍では、純粋意欲を見つけるためのいくつかの切り口が紹介されています。非常にシンプルでパワフルな質問です。ぜひ時間をとって、空欄の中に入る言葉を書き出してみてください。

「私は_____________したい」
「私は_____________するのが好きだ」
「私は_____________していると楽しい」
「私は_____________に興味がある」
「私はずっと_____________していても飽きない」
「私は気がついたら_____________していることがある」

「本当の仕事」(榎本 英剛/プレミアムブックス版)

苦しみも「純粋意欲」の手がかりになる


また榎本さんは、人生において苦しみをもたらした経験の裏にも、純粋意欲が潜んでいる可能性も指摘しています。

そこには私たちの、「叶えたいけれど叶えられなかった願望」が存在しているからかもしれません。

もし気持ちに余裕があれば、以下の質問へも同様に答えてみてください。

あなたのこれまでの人生を振り返ってみて、苦しかったこと、悲しかったことを書き出してみてください。それはあなたが子供の頃のことかもしれませんし、つい最近の出来事かもしれません。また、ずっと長く続いたものかもしれませんし、一時的なものだったかもしれません。
こうした時間や時期にかかわらず、思い出せる限り挙げてみてください。もしかしたら、この作業をすること自体に苦痛を感じるかもしれません。その場合は無理をしないでください。
書き出せるだけ書いたら、今度は一つ一つの苦しみや悲しみの裏側に、あなたが純粋意欲を感じるものがないかどうか探ってみてください。苦しみや悲しみを経験したからこそ、あなたの中に芽生えた想いはあるでしょうか?
もし何か感じるものがあれば、その苦しみや悲しみの横にそれを書き足してみましょう。

「本当の仕事」(榎本 英剛/プレミアムブックス版)

全ての経験が、天職づくりの糧となる


私が大企業を一年足らずで飛び出して天職づくりジャーニーに船出したのも、まさに職場での苦しい、虚しい、葛藤を伴う体験がきっかけでした。

そう考えると、あの経験も今の自分に必要だったのだと、感謝すら覚えるようになってきます。

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