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【前編】TOEIC800点越えまでの道のりを振り返る

私は革職人と言う副業とも言えない趣味を細々と続けながら、システム系職種のサラリーマンとして生計を立てています。
最近流行りのリスキリングを行ったレポートです。
ここ一年程英語を勉強してきて、目標としたTOEICで800点を取る、と言う目標を達成するまでの振り返り記事です。
前編は英語に取り組むまでのお話。

きっかけ

息子が22年の5月に誕生しました。
時代に合わせ、父親も育休を取りやすい流れが出来始めていた頃でもあり、なかなかチャレンジングではありますが、およそ4ヶ月の育休を申請したところ、許可が降りました。

誕生から約2週間した頃から育児休業に入り、6月頭-9月末の4ヶ月子供だけに向き合える時間を手に入れました。

新生児というのは人生初心者なので親がつきっきりでサポートしてあげる必要があります。
当初約3時間に一度起きては泣き、おむつを替え、授乳してもらってまた寝る、という無限ループを2ヶ月ほど繰り返す生活でした。
父親は母乳を出す機能はないので、先に起きてオムツを替え、ミルクを作っておくミッションを主に担当しました。

だんだんと慣れてきて、赤ちゃんと共に起き共に寝る生活を脱し、交代で休息をとりながら片方は自由時間を過ごせるようになってきました。
当初ジムに通っていて、自分の時間には誰もいない平日の日中にワークアウトで汗を流すといった最高の生活を送っていました。

だんだんとまとめてミルクを飲んで、寝る時間もまとめて取れるようになってきた生後3ヶ月頃、だんだんと暇になってきました。
同時に、共働きの親が2人揃って仕事をしないで子育てしているものですから、金欠の波もやってきました。

毎日が日曜だったらいいのにな〜
と思ったことがある人も多いはず。
でも、実際にその状況になると気楽さより不安がくるんですよ。
かと言って、「早く仕事に戻りたい!」と思ったことは一度もありませんがね(笑)

転期

給付金があり休職中も無収入ではなかったものの、働いているよりは当然少ないため、だんだんとジリ貧に。。だんだんと金銭面の危機感を覚え、稼げる武器をこの有り余る時間で磨かねば!!と焦りと使命感に燃えたのがこの頃。

自分の地元に帰省していた時、噂で景気いい半導体業界では新卒が100万ボーナスもらうらしいで、と聞き俺は何やってんだろうと絶望したこともありました。
絶望ではなく俺もやったろうじゃねえか、何か資格とってみようかとその足で書店の資格本コーナーに行き、1冊テキストを購入、その日から死ぬ気で勉強しました。
8月上旬に買ったテキストの資格は締切が8月末ということで強制的に期限も決定しました。

なんだかんだで合格を手にしまして、その後も立て続けに2つゲットする結果となりました。

クリアするとバッジがもらえる。

1つをずっと続けると疲れるので、息抜きとして違う勉強を挟みながら続け、その息抜きとして受けた漢字検定2級にも合格しました。
もう1つ、気象予報士試験の基礎段階も勉強していましたが、形になる前に失速してしまいました。

英語へのチャレンジ

やるぞ!と決心してから半年で4つ受けた試験全てに合格するという成功体験を手にして、学校を卒業してから10年ほど離れていた勉強に対して楽しさを覚えていました。当時30歳、学ぶことが楽しいと思ったのは初めてです。空き時間全て勉強に費やしても苦じゃないと思えたくらいです。毎週本屋に通っては興味がある本を買い漁ったもんです。もう十何年早かったら違う人生だったかもしれませんが、、、

学びたい、でなく学んでおかないとなぁ、、とは思いつつも敬遠していたものがありました。「英語」です。
学生時代はろくに勉強せず、留年ギリギリのところで進級、卒業してきたもので、非常に苦手意識があったところでした。
仕事上、アメリカの技術が日本で普及していることが多々あり、何か調べる度に英語の壁に激突するのでした。読めないので日本語訳の記事を探し、なければ諦める。情けないなあと思いつつ、いつかなんとかしたいなと思っていたものです。

どれだけ英語が苦手か

こちらをご覧いただきたい。
2つとも学生時代に取った目も当てられないスコアです。
1回目は「なんかテストがあるらしい」と噂できいて試験室に入ったらTOEICだった。TOEICという試験、その言葉自体を初めて聞いたくらいに準備をしていなかったと思います。
TOEICは990点満点の4択のマークシートのテスト。
点数だけ見れば考えずに全部Aを塗っとけば取れるんじゃないか、という点数。(実際にはそうならないみたいですが。)
テスト形式が改定されるよりも前のスコアのため、現在のスコアとの比較は難しいですが、もともと得意だったわけではないことはお分かりいただけるのではないでしょうか。

1回目。全く解けずに撃沈。最後まで解けずに寝てたんじゃなかろうか。
2回目。多分リスニングは多少真面目に聞いてみたのかもしれない。


私の英語嫌い

学生の頃から得意としてこなかった英語。
社会人になってからも苦い失敗経験がありました。
英語できたらいろいろといいことがあるんだろうな、くらいには理解していて、5年くらい前に一度英語やるぞ!とやる気を出したことがあって、何週間かは通信教育のスタサプを続けたことがありました。
危機感もなかったため、いつの間にか後回し。その後も解約せず何ヶ月かお金だけ払い続けたのは自分の中であきらめたことを認めたくなかったから。
通算で2か月も続かなかった。最終的にTOEIC受験前に折れてしまった。
この後も英語に挫折したという事実が邪魔をして英語にチャレンジすることなく人生を終えるのかなと諦めかけていた。
当時買った参考書が数年の時を経て使い倒される日が来るとは。

コロナと育児で外出もままならない時期、全ての時間を注ぎ込んで勉強に打ち込んでみました。
受けた試験を立て続けに4つ合格し成功体験を得た私は満を持して英語に突撃すると決意したのでした。
当時掲げた一つの目標。TOEIC800点越え。
長期的なゴールとして設定していてたこの目標は当時の自分からするとかなり無謀で、数年のスパンを本気で覚悟していました。 
雲をつかむような現実味のなさで、まさか達成できる日が来ると思っていなかった。

でも達成することができた。
あきらめなかったから。毎日10分でも何か英語に触れるようにした。
結婚式で沖縄に滞在した日も、お葬式で東京の慣れないホテルにいた日も。
その結果13か月で達成した。
長かったが、客観的に見れば早かったのかもしれない。

中編に続きます。


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