見出し画像

銀ちゃんといっしょ 137

介護って…17 忙しいという台詞

師走ってせわしいですね
〝年内に〟という言葉と共に急かされたり
でも逆に
〝年末なんで…〟と忙しさアピールもできます

いつもnoteへは予約投稿をしています
連続投稿1年を目指しているので
3記事ぐらいは常に予約しています

ふと開いて〝あ!1つしかない!〟が続いています
それだけ1日があっという間に過ぎているんですね

〝忙しい〟という言葉は
〝言い訳〟の代表の台詞ですよね

20代の頃に読んだある職人さんの一言が
忘れられません

『飯食って糞する時間のある奴が
〝忙しい〟って言うな』

という台詞
カッコいいですよね

私が〝忙しい〟を多用したのは母に対してでした

母にとって娘は私1人
買い物に行ったり食事に行ったり
娘としての親孝行はそういう事でしょうか

結婚する前は多少なりとも
そういう時間を共に過ごしたけれど
やはり結婚してからは自分の家族が1番
いつも何かにつけて〝忙しい〟を連発していました
お金を借りに行く時だけいそいそと……
ろくでなしですね

そして親となった自分としては
子どもたちが親の事で捕らわれるのは嫌です
自分と自分が作った家族を絶対に1番にして欲しい

でもその気持ちって
今元気で主人と仲良く暮らしている今だから
言える事で

身体が弱って
気持ちも弱って
寂しくなって…と

その時に同じ気持ちでいられるかは疑問です

母もきっと同じ気持ちだったんだと思います
私の〝忙しい〟の言葉に何か反論したりとかは
全くありませんでした

少し気持ちに余裕が持てた時に
出かける事を誘ってみても〝いいよ〟としか
言わなくなりました

そして認知症となった時に何かの話の流れで
私が〝忙しい〟という言葉を使ったら
顔つきが厳しくなり

〝その台詞聞くのいや!〟と叫びました

ずっと我慢していたんだと思います

巣立った娘に頼ったらいけない
娘には娘の生活がある
自分の事は自分でどうにかしないと…
そんな気持ちを全部押し込めていたんだと思います

私はそれに罪の意識を感じるべきなんでしょうか

子どもへ対しても同じ事ですよね

お金が無くてしてやれなかった事
時間が無くてしてやれなかった事

たくさんありました

でも子どもたちには私たちが親であり
母にとっては私が娘であり

逆に〝忙しい〟って言って二の次にしても
壊れる関係ではなかった……

こじつけでしょうか

こじつけですね

寂しかったと思います

何かを感じていただけたらお願いいたします! いただいたサポートは他の方々のサポートへと繋げたいと思います。