くるしいときによむことば

心が苦しい
体が苦しい
それはどうしてだろうか
私たちがいつも苦しくなる時そこには必ず何らかの原因が存在する
人間関係
仕事の疲れ
きっと原因はヒトの数だけ存在する
私が苦しいときにいつもやることがある
それは笑うことだ
笑顔になることだ
どれだけ苦しくても
笑うことでその苦しみが少しだけ
安らぐ気がするのです
だから私は笑う
どんなに苦しくても
どんなに心が苦しくても
どんなに体が苦しくても
私は一日一回は笑顔になるようにしている
それで、今日一日が楽になるから
少しだけ幸せになるから

小説

「心が苦しいよ」
「どうしたの」
「心が苦しいんです」
「心が苦しいのですか」
「はい」
「なら、笑顔になりなさい」
「笑顔ですか」
「そうです。何か楽しいことを考えなさい。心が苦しいのはあなたが辛いことを考えているからです。辛いことっていうのは心を壊していくだけだよ。辛いことをずっと考えているよりも楽しいことを考えた方がいい。だって、楽しいことは心を癒してくれるから、心を作ってくれるから。きっとあなたを救ってくれます」
「でも、どうやって楽しいことを考えるんですか」
「それは、自分の心に聞いてみなさい。あなたが心から楽しいと思えることは何ですか。どんなことをしているときにあなたは楽しいと思えますか」
「私が楽しいと思うとき……」
彼女は上を向いて何かを思い出すように目を瞑った。
「どうですか。何か思い出せましたか」
「はい」
「そうですか。よかったです。そのことを辛いときはいつでも思い出してみてください。そうすればきっと生きることが楽しくなるはずです」
彼女は満面の笑みを浮かべて診察室から出ていった。

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