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始発待ちアンダーグラウンド2DAYSにおける雑感

毎回ライブレポートを書く気はないんですが、5月19日の主催と20日のTribuに出演した始発待ちアンダーグラウンドの西永福JAM2DAYSはかなり見応えがあったので文章として残しておこうと思います。よけいなことをたくさん書きますのでよろしくお願いします。

まず最初によけいなことを書いておこう。
これは不運でしかなかったし個人の感想なので本人たちに罪はないしそういう印象も持っていないと思うが僕は先だってReGで行われたステージは決して成功とは言えなかったと思っている。成功しなかった原因はファンである僕も責任を負っているので申し訳なかった。ただ、こういうことも時々はあってもいいとも思っている。状況に左右される方がリアリティがあっていい。

19日/JAM 1st day

前回のこともあって19日の主催は出来ればフロアの熱量をステージに届けたいと思った。
運良く交渉が上手く行って僕は最前ドセンに入り込めた。

入場特典のランチェキのテーマが『ユルサレナイ』だったので1曲目はユルサレナイだろうと簡単に予想されたが、前体制までパフォーマンスされていたユルサレナイには決定的に欠けている要素があった。
僕はファーストEP『フラストレーション』のヲタクなのでその1曲目であるユルサレナイには格別な思い入れがある。そしてこの曲はおそらく始発待ちアンダーグラウンドの楽曲群の中で一番性的な内容が盛り込まれた曲だ。性的な内容が盛り込まれた曲を表現するにはセクシャルでなければならない。それは別にクネクネして歌えということではなく、自身の性的魅力をパフォーマンス出来なければならないと思う。ユルサレナイ(或いは『感情線惑星』)ではパフォーマーは一流のセクシーストリップダンサーでなければならないのだ。
19日の『ユルサレナイ』は現体制4人の性的魅力が存分にパフォーマンスされた実にエロいユルサレナイだった。勃つかと思ったぜ冗談です。最高に腰が動くグルーヴに合う粘っこいパフォーマンスはやっとセックスの悦びが分かったかの冗談です。
そのくらい『ユルサレナイ』が持つ本来のエロティックな曲として魅力が存分に発揮されていた。これは経験ではない。生まれながらのエロチシズムである。スケベ!
マジメに書くと、3人ではなく4人で、その4人それぞれの個性が際立っていることがステージでの成立に深く関係していて、それはこの日の大成功に結び付くスタートとなった。

この日は所謂お祭り系の沸き曲(『犬とメシヤ』『ギブミー・ユア・キャンディー』等)がなく、かなり硬派なセットリストになっていた。パフォーマンスする側は体力的に大変だったのではないかと思われる。別に沸き曲が気を抜けるとは思わないが、この日のセットリストは外しがユルサレナイ曲ばかりだったので緊張感があったのではないか。
あったかどうかは分からないがその緊張感はまったく途切れることがなくハイレベルのまま維持され、フロアを熱くさせ、ライブは大盛り上がりであった。

ブン・ブンは自ら上着を脱いでまるで野外フェスのメインボーカルのようだった。そう、確かに彼女は、彼女もメインボーカルだった。そのことが次の日に僕に衝撃を与えることになる。

白眉は『ハレルヤ』でイントロがロングミックスだった。やったね!最高すぎる。完全にクラブ。本当にマジで誰かDJに12インチロングバージョンを作ってもらってヴァイナルでリリースして欲しいレコードプレイヤー持ってないけど僕は買います。特典つくなら複数買うことも厭わない!LPサイズの始発待ちアンダーグラウンド見たくないですか!?

『光れ』でアスミが感極まったのも分かる気がする。彼女はまたブレイクスルーしたと思う。フロアと繋がる達成感の悦びをさらに知ってしまったのだ。羨ましい。

(ちなみに僕は最前取ると天井見ながら踊ったり下向いて踊ったり目瞑って踊ったり歌を浴びるのに忙しいのであんまりステージ見ていないときがあるので配信買いました)

20日/JAM 2nd day

前日、チルな新曲2曲がぜんぜんやられなかったのでそれは当てが外れたところもあったので今日はやるだろうと他のファンの人たちと話していた。
昨日ドセンで踊りまくったので今日は体力が…と弱気で行ったのだが意外と前に行けたので三列目で観ることにした。
(ちなみに真後ろにイソノ君がいたので棘-おどろ-さんのジラジラでなんかZOOみたいなことやらされたw)

ということで前の棘さんがフロアを熱くしていってステージを降りて行ったのでどう出るのかなと興味があったがさすがの『BABY BABY BABY』でクールに登場。アスミ曲だ。あっという間に始発待ちアンダーグラウンドの空気に塗り替え完了。

そして新曲の『SHIBU SHIBU SHIBUYA』。ここで僕は初めての体験をする。
自他ともに認めるムラタ好きの僕は今まで基本的にステージ上でムラタを中心に観ていることが多かったのだが、このときから誰を見ていいのか迷いが生じたのだ。誰を見ていいのかというより全員を全部見たい。何故なら全員がそれぞれに魅力的すぎるパフォーマンスをしている。わー!という混乱が僕の中に起こった。昨日、ブン・ブンがファイターのような格好になったときによぎった予感が当たった。全員がメインなのだ。もとより始発待ちにはセンターはいなかったが、いよいよ僕の心のセンターもなんだかもうムラタすまん。ムラタ推しはやめる。箱推しだ。その代わり全員で俺を愛してくれ。
この曲はバックトラックがものすごく面白いので歌が負けるのではないか、という危惧を持っていたのだが、(たぶん)2回目?の披露ながら完成度は高く、ラップパートで早く「パンチ!」とかシンガロング?したい。スクランボウ!とか。何スクランブルなのか聴き取れないので今度教えて下さい。

と、チルアウトな流れの心地良さに酔っていたところにバッチバチの『NO!NO!NO!』をいきなりぶち込んで爆上がり。このストーリーテリングは安井プロデューサーのヲタク転がしの上手いところだ。それから『ノスタルジア』。ノスタルジアはゴージャスな曲でかなり好きなのだが、ここで出色だったのがモナ美の「ふと目にするラブロマンス」(間違ってたらゴメン)だった。最近のモナ美は声が届いてくるようになったと思っていたが、この日、このフレーズに関しては声の表情が豊かで真っ直ぐに心に刺さった。喉が開いてくることとコントロールすることが出来て表情をつけていく、日々進化していると思うので生誕ライブが楽しみだ。

といった感じで非常に実りある西永福JAM 2daysだったと思いました。
僕はパフォーマンスしていないし、フロアに一人しかいなかったわけでもないので、冒頭に書いたことからここまですべて個人の感想でしかありませんが、僕にはすべてが愛おしい時間でした。これから観られなくなることもあるかもしれませんが、要所要所で発揮される彼女たちチームの奇跡的なキラメキを皆さんも感じられたら素晴らしいですね。

先ほど箱推しだと書いたのはまあ前から箱推しなのは当たり前なのですが、特典会でムラタがものすごく優しかったのでやっぱり俺はムラタが一番好きだ。
以上です。

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