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【へっぽこ体験記】SL銀河に乗りたい〈前編〉

自分の世界を広げるために定期的にやっている1人旅。そのとき感じたことを記録したいと思い、noteを書いています。
同じ場所に行った気持ちになれると嬉しいです。

***

高校生の頃、
亀山という友だちに貸してもらった『銀河鉄道の夜』を読んでその世界に没頭した私は、

いつか宮沢賢治の故郷である花巻に行ってSL銀河に乗ってみたいなーと思っていました。

なので、行ってきました。

岩手県!

初めて乗ったE5系

SL銀河は、かつて現役で走っていた蒸気機関車に4つの特別車両がくっつき、2014年に運行が再開された列車です。

めがね橋とSL銀河

運行は毎週土日、上りと下り1本ずつのみで、
岩手県の釜石(かまいし)線を走っています。

宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』がモチーフになっていて、内装はこんな感じでギャラリー仕様になっています↓

『SL銀河 - のってたのしい列車 - JR東日本』より


宮沢賢治の故郷へ

そんなSL銀河に乗車するため、まずは新花巻駅へ。


字面でしかイメージが無かった場所に、いま自分は居る。

地につく高揚感が、旅の醍醐味でもあります。

現在地

乗車までまだ時間があるので、
新花巻駅の近くにある宮沢賢治記念館に行きます。

宮沢賢治の世界に浸ってから、気持ちを最高潮にしてSL銀河に乗る計画です。


バスで揺られること約5分。

びっくりしたんですが、岩手県って交通ICカードが使えないんですね。
専用のカードか切符しか使えなくて、ひやひやしました。

10って書いてあるだけの切符


そして降りるときに、運転手さんが博物館や美術館の共通券をくれました。

「これを見せれば、宮沢賢治の施設に全部無料で入れるんで。」

いぇーい

思わぬ得をしたところで、さっそく施設を回っていきます。


ところが、「賢治記念館口」という名のバス停で降りたのにそれらしき施設が見当たらない。

ほんとにここで合ってんのかなと少し不安になりながら辺りを見回すと、

「宮沢賢治記念館」と書かれた何かを発見。

施設は見当たりませんが、
どうやらここが入口のようです。

長い木製の階段で、不思議な空気が漂っています。

ちょっとワクワクしながら登って行きます。

ただ、この階段、めちゃくちゃなげぇです。
多分、思った3倍はあります。

何回か休憩をしながら登った先に、「山猫軒」というレストランが登場。

注文の多い料理店』がモチーフになっているお店です。

メニューは意外と和洋いろいろあり、郷土料理のひっつみを食べました。

無事こちらからの注文のみで済んだので、
宮沢賢治記念館に向かいます。

おみやげ買った


記念館には、『銀河鉄道の夜』の原稿や
宮沢賢治が使っていたチェロが展示されていて、

「あぁ、たしかに宮沢賢治は居たんだなぁ」と実感。

写真撮って亀山に送った

記念館の次は、「宮沢賢治イーハトーヴ館」に向かいます。

少し下ったところにあるのですが、
「熊の目撃情報あり」という恐ろしい看板があったので、スマホで大音量のスピッツを流しながら山を駆け抜けました。

めっちゃ走った

イーハトーヴ館で宮沢賢治作品のアニメを観た後は、「宮沢賢治童話村」という施設にも遊びに行きました。

お腹が空いたので、
童話村の奥の山を登ったところにあるカフェで
「謎ライス」というものも食べました。

シチューでもないカレーでもない、謎ライス。


満足したので、
いよいよSL銀河に乗るぞ!!と意気込みながら
新花巻駅に戻ります。

ちなみに帰りはもうバスが無かったので、
20分ほど歩いて行きました。

その途中にあったトンネルが、
「ここで歌ったらめっちゃ気持ちよさそう〜」な雰囲気だったので、歌ってみたらめっちゃ気持ちよかったです。


今回訪れた場所↓


後編へ続く

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