#美術館日記 『マーク・マンダースの不在』 47 蒔野真彩(Maaya Makino) 2021年4月15日 06:00 誰かが感想で、「緊張と緩和」と書いていて、「なるほど、そういうことか」と思いつつ、粘土や木やとにかく簡単には動かせそうな『質量感』がいいなあと思った。 朽ちている部分も「時間」を感じさせるものになっている。 個人的には、これがいちばん好きでした。なんか愛らしくて。たしかタイトルは、「きつね、ネズミ、革ベルト」とか、そんな感じ。 存在感がすごい。 ひとつの町のようなものも。 これもなかなか好きだった。ともすれば気づかれないような場所にかかっている。全体を通してだけれど、ネームプレートのようなものがないので、どれが作品でどれが道具なのか、時々わからなくなってしまう。 でもそれも含めて、空間全体でひとつの作品になっている感じ。 『短く悲しい思考』 『3羽の死んだ鳥と墜落する辞書のある小さな部屋”』 鳥が見当たらなかったので、「鳥はどこですか?」とたずねたら、「マットの下にいます」という驚きの回答を得てふみふみ探している、の図。 マーク・マンダース展と同時に、「Tokyo Contemporary Art Award 2019-2021 受賞記念展」が展示されていた。写真は、下道基行さんの津波石の作品。 下道さんの作品は、海の流れというか、その近くでともに生きていくことを決めた人たちの生き様が垣間見える。 風間サチコさんの作品。突き抜けてくるようなおぞましさがあった。 『デスリンピック』 #アート #美術館 #彫刻 #ミュージアム #東京都現代美術館 47 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート