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『瞬間』からまなぶこと

おはようございます。
昨日は、(株)NISHINO活動報告会でした。

まず少しこのイベントについて説明させていただくと、
そもそも(株)NISHINOという会社は、
『えんとつ町のプペル』など西野亮廣さんが生み出す作品を中心に、
さまざまなエンターテインメントを仕掛ける会社です。

「会社」というよりは、「集団」という言葉の方が近いです(笑)。

今回のイベントは、この会社のインターン1期生の
これまでの半年間の活動を振り返って、
挑戦する人/応援する人の背中を押すためのものでした。

西野さんご自身はイベントの企画にはほぼノータッチで、
主催・運営の責任は、インターン1期生(今は新入社員)によるもの。

会場は、『東京キネマ倶楽部』という
数々のプロのエンターテインメントが行われている場所です。

今回のイベントは2部制になっていて、
1部はインターン1期生による活動報告
2部は新作絵本の読み聞かせと、西野さんのトークライブでした。

3月10日、無事にイベントが終了し、
たくさんの方々から反響をいただきました。

そして何より。

今回このイベントが特別だったのは、
コロナウイルスの影響で、
本番直前に『チケット全額返金』、『無観客』という
スタイルに切り替えたこと。

無料のライブ配信にして、クラウドファンディングで資金調達をしました。
その結果、目標金額の180万円を達成し、830名以上の方に
ご支援いただきました
(3月10日時点)。
みなさん、本当にありがとうございます!🏃‍♂️

この裏側や詳しい経緯は、
インターン1期生(瀬戸ちゃんや小田っち)の文章をお読みいただくとして、
今日は、本番が終わった直後のいま考えていること、感じていることを
言葉にしたいと思います。

今年の漢字を一文字あげる、といったように、
昨日の出来事をひとつの言葉にしようとした時に、
真っ先に浮かんだのは『瞬間』という言葉でした。

エンターテインメントが生まれる『瞬間』
『瞬間』を生み出すエンターテインメント
『瞬間』にしか残らないエンターテインメント

昨日は、そんなたくさんの『瞬間』を見させていただいたと思っています。

今回は、画面に映らないところで本当にたくさんのスタッフの方々が
動いてくださっていて、
音響、配信、照明、動画編集、撮影、舞台監督、ディレクターなど
およそ20名ほどのプロの方々がひとつのチームになっていました。

わたしも「新インターン生」として1部に少し出演させていただいたのですが、
素直に感じたことは、
「わたしたちのこの一瞬を演出するために、これだけの方々が関わってくださっているんだ…」ということ。

みんなひとつひとつの『瞬間』に情熱を削っていて、
どんな『瞬間』も切り捨てない。

こんなにも解像度をあげて、『瞬間』にこだわる環境は、
生活の中には他にないんじゃないかなと思いました。

わたしたちは日々の暮らしの中で、
色んな1分1秒を経験していて、
色んな五感の中に生きているけれど、
『一瞬』『一瞬』をここまで意識する場はない。

むしろ、『瞬間』なんてものは取るに足らないものとして、
切り捨てられてしまっていることが多いような気がします。

でも、エンターテインメントの現場ではその『瞬間』こそが大事で、
みんなそのために命を削っている。

やっぱり『効率性』や『役に立つ』なんて言葉では語れない世界です。

そんなことを頭や言葉だけではなく、
身をもって感じることができたのが昨日の現場でした。


そして、今日は3月11日。
東日本大震災から9年です。

あの『瞬間』からとてつもなく人生が変わった方々や
あの時からひとつひとつの『瞬間』を必死で積み重ねている方々がいます。

昨日の活動報告会について考えていて、
『瞬間』という言葉が浮かんで。

そしたら3月11日です。

なんだがすごい縁のようなものを感じています。

そして、最後になりましたが、
このイベントを無茶振りしてくださった西野さん、
実際に無茶振りに答えた1期生の2人。

そして、関わってくださった全てのスタッフの方々や
応援してくださったみなさま。

本当に、ありがとうございました。


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