音が、人が、生きている。
おはようございます。
昨日は、西野亮廣エンタメ研究所のサロンメンバーさんたちと、劇団四季の『ライオンキング』を観にいきました!!
前回は、大井町にあるキャッツ劇場で『キャッツ』を観たのですが、今回の会場はその隣にある劇団四季『夏』劇場です。
もう、最高でした。
もう、最後ラストシーンが終わって幕が降りた瞬間思わず拍手してしまって、幕があいても挨拶が終わっても、ずっと拍手を止められなくて、最後はスタンディングオーベーションしてしまうくらい、本当に素晴らしかったです。
これまでもいくつかミュージカルを観たことはあったけど、今まで観たミュージカルの中で、一番でした。
音楽も踊りも、舞台セットも照明もすべてが「これぞミュージカル!」と感じるもので、終わってすぐに「もう一度観たい!!」と思いました。
今日は、文章で、その中でも何に心動いたのかを残しておきたいと思います。
まず、いちばんに思いつくのは舞台演出。
ライオンキングには、いろんな動物が登場するんですが、その衣装や動きがびっくりするくらいリアルなんです。
決して完全に顔が見えないような被り物をしたりしているわけではなくて、人間の部分は見えるようになっているんですが、でも、全身着ぐるみなんかよりずっと「らしさ」があるんです。
関節の動きとか首の回し方とか足の踏み出し方とか。
そういう生き物の特徴を抽出して、大事なところを徹底的に表現されていて、そこにすごく生命感を感じるなと思いました。
あと、舞台セットもすごいんです。
まずは夕日をバックにはじまるですが、岩が出現したり、川や滝が表現されたり、草役の人物が登場して大草原が表現されたり。
舞台が変幻自在にいろんな景色に変化します。
でも、そういった凝ったセットよりも何よりもぐっときたのは、背景に空の色が映し出された中で、役者さんが踊るシーン。
何も大道具はなくて、鮮やかな色の中に、役者さんの身体の影が映し出されていて。
鍛え上げられたその技と、身体の美しさがまっすぐに表現されていて、その瞬間にぐっときました。
雌ライオンの群れが踊るシーンが大好きです。
そして、このミュージカルに感動した一番は「音楽だ」と思いました。
冒頭の、「ナーーーーーーーン、ツゴンニャーーーー」という雄叫びのシーンから、「あ。音が、人が生きてる」って思ったんです。
ライオンキングの曲はリズムが前面にでた曲が多くて、舞台の下でパーカッションが生演奏しているのですが、
物語と、リズムと、呼吸がひとつになっていて、脈打っていて、「音が生きてるな」って思いました。
というより、「音楽するように生きてるな」って思いました。
何か特別な感情を飾りつけるために旋律が組まれているんじゃなくて、息をするように、話すように、歩くように、音楽が湧き出している。
音楽って生きてることそのものだなと思いました。
本来、人が、生き物が生きてるかぎり音楽は鳴り続けている、と。
私たちは、物心ついた時から一定の感覚で呼吸できるようになっているし、歩くときにテンポが狂うこともない。私たちの身体には無意識のうちに「リズム」が染み付いていて、歌も踊りも、ぜんぶその延長線上にある。
そんな風に、生きてることから自然に生まれてくる音楽が、役者さんから、舞台から目一杯湧き出ていて、そのエネルギーに圧倒されました。
生の舞台のすごみが詰まっていました。
「キング・オブ・ミュージカル」と言われる由縁が、少しわかった気がします。
そして、ミュージカルのあとはみんなでお茶会。
実際に、高校生から劇団四季の現場で働いたことがある音響さんなどいろんな方がいて、すごく盛り上がりました。
企画してくれたセトちゃん、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!!
次は違う席から観てみよう!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?