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【映画 えんとつ町のプペル現場レポート vol.17】アフレコ収録現場にお邪魔しました!

おはようございます。

そして、はじめまして。

キングコング西野亮廣さんの会社・(株)NISHINOで学生インターンとして働かせていただいてるまーちゃんと申します!

突然ですが、昨日は『映画えんとつ町のプペル』のアフレコ収録現場にお邪魔しました!!

これまでも、打ち合わせに参加させていただき、インターン生の私からみたこのプロジェクトの様子をレポートさせてもらっているのですが、今回は特別編。

今日は、実際にアフレコ収録現場を見学させていただいて感じたことをお届けします。


収録が行われたのは、都内のスタジオ。

実は昨日が、9月後半から行われてきたアフレコ収録の最終日だったんです!

スタジオには、西野さんや監督さん、スタジオ4°Cの方や声優さんはもちろんのこと、宣伝部の方やテレビの取材の方まで、いろんなスタッフさんがいらっしゃいました。

西野さんが声優さんと対面されると、早速キャラの確認などがはじまり、あっという間に収録がはじまります。

こちらが収録ブース。

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奥に、西野さんや監督さんがディレクションするコントロールルームがあります。

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あらかじめお伝えすると、今はまだ本編映像やキャスティングなどが公開されていないため、写真でお届けできるのはほんの一部になります!(すみません!)


収録では、まず映像を流しながら、セリフの位置やそのシーンのイメージをつかむところからはじまりました。

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ただ、「まず」と言いながら、そこはやっぱりのプロの現場で、テスト用の段階からもう本番に近いクオリティでやりとりが行われます。

何度か確認すると、早速収録へ。

そうなると、一気に空気が変わります。
唾を飲み込む音、服がかすれる音も聴こえるくらいに張り詰めていて。

その中で声優さんの演技に対して、西野さんや監督さん、そしてスタジオ4°Cの制作指揮の方がディレクションし、プロとプロのキャッチボールがはじまります。

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もちろん台本通りに言葉をはめるだけではなくて、収録の中で、どんどんセリフが変わっていくんです。

また、息遣いや語尾の長さひとつとっても、その時立っている場所はどこか、隣には誰がいるのか、その人との関係性はどうなっているのか、そういった細かい背景によって、全然ちがってきます。

収録では、「ここは◯◯な場面だけど、でもこの人との関係性は△△だから××だよね」といったようなやりとりが高速で行われていきます。

ただそれは、あらかじめ用意したものを再現していってる、というよりは、声優さんの演技をもらって、その場で映像と組み合わせて、新たに料理されていくようなイメージです。

現場で、その瞬間に、どんどんどんどん解釈が深まっていく。

そんな風に感じました。

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以前、西野さんがブログで「指示を出す練習をしていく」ということを書かれていて。

声優さんからの質問に答えたり、ディレクションするために、あらかじめ家で指示出しの練習をしておいて、自分でもやれるようにする。
そこまで準備しておく、ということを書かれてました。


実際、現場で西野さんや声優さんのやりとりを見ていると、そこに書かれている通りで、判断に全然迷いがないんです。

もちろん、声優さんの演技を受けて、「ああ、こっちもいいなあ」っていう場面はあるのですが、でも西野さんがひとりで「うーんちょっと待って・・・」と悩みこむことはない。

もう色んなパターンがあらかじめ想定されていて、その上で、現場でベストを追求してるんだなと思いました。

それはもちろん西野さんだけではなくて、監督さんやアニメーションの制作指揮の方もみんなそうで。

さらに、声優さんも「もうちょっと抑えた感じでお願いします」とか、「ちょっと違う感じのやつお願いします」といった指示だけで、すごい引き出しが出てくるんです。

これがプロの現場なんだなと感じました。

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そんなやりとりの中で、ひとつ私が印象に残っているものがあって。

とある屋内のシーンで、その一言のセリフを強く言うか、抑えた声で言うか、どちらがよいか、という場面がありました。

その時、環境から考えると、「まわりに聞かれていないから抑えた声じゃなくてもいいよね」となったのですが、西野さんは「事実関係は一旦置いておいて、お客さんは何を期待してるかな」と言われていて。

「たしかに、シチュエーション的には抑えた声でもいいけれど、でもお客さんとしては(前の印象のつながりから考えて)抑えた声の方を期待してるんじゃないかなあ」と。

個人的に、このやりとりから学ばせてもらうことがすごくおっきくて、「正しさ」とか「整合性」みたいなものはあくまで作り手側の話で、いちばんの目的はお客さんを楽しませることだよなあ、と。

そして、常にこの「お客さん目線」を持っておくことが大切だな、と思いました。

これ以外でも、西野さんはよく「ファンタジーだから」とか「エンタメっぽくていいね」ということを言われていて。

どんな作品を作っていても、常に「エンタメにする」ということが頭にあって、そこに向けてありとあらゆることを進められてるんだなあと思いました。

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そして、今回の現場ではそれが西野さんひとりの頭の中じゃなくて、チームとしてどんどん物語ができていく瞬間を見させてもらって。

声優さんの演技に対して、脚本が書き変わって、それに対してまた声優さんが新しい表現をぶつけて、映像と混じり合って。

『えんとつ町のプペル』はこうやって色んな人を巻き込んで、主人公にして、ひとつの物語として完成されていくんだなあと思いました!


アフレコ収録現場。

はじめて見学させていただきましたが、すごくすごく勉強になりました!
そして、わたし自身もっともっと映画が楽しみになりました!


西野さん、スタッフの皆様、あらためて昨日はありがとうございました!!

そして、最後までお読みいただいたみなさん、ありがとうございます😊

これからもどんどんレポートしていきます!



オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』では、映画公開に向けて、サロンメンバーみんなでアクションを仕掛けようとしています(笑)

ぜひ物語の一部になってみてください😊


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