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「空がきもちいい」の感性の正体を探る。

おはようございます。

昨日、「西野さんに勉強を教える会」に向けて、『まーちゃんの配信テストに協力しながら勉強会直前の想いを聴ける会』をやらせていただきました。

限定7名のサロンメンバーさんにご協力いただきながら、照明、音響、コメントのタイムラグ、画面の見え方など細かい部分をたくさん研究させてもらいました。

こんな風に、準備の段階からそばで関わってくださる方々がいることは、本当に幸せだなあと感じています。

ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございます!!

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さて。

そんな中今日は、あえて思いきり「感性」の軸にふりきって文章を書いてみたいと思います。

というのも、昨日こんなツイートをしました。

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すると、次のようなコメントをいただきました。

「風がきもちいいのはわかるのですが、空がきもちいいとはどういうことですか?雲がないから?見た目?色?」

何げなく「きもちいいな!」と思ってつぶやいたのだけれど、確かによくよく考えると、「空がきもちいい」ってわからないなと思ったので、今日はこの正体を探ってみたいと思います。

問いは決まったものの、まだ答えは見えてないので、どこに着地するのか楽しみです。


たぶん空をきもちいいと思う感覚を持っているのは、わたしだけではなくて、多くの人が「きもちのいい空だな〜」って感じることはあると思います。

この時、「色は好きだけど、雲の形は微妙だな」とか、「明るさはいいけど、高さはちょっとしっくりこないかな」といったように、分解して要素をみていることはたぶんそんなになくて、漠然と「きもちいいなあ」とか、「どんよりだなあ」とか感じているはずです。

だからきっと「きもちいい」という感覚は、全身にやってくるものなんだと思います。

もちろん、五感にうったえかけるものだから、視覚、嗅覚、聴覚、触覚などそれぞれの部分にとって、「きもちいい」と思うポイントはあるだろうけど、各部分のたし算というよりは、ぜんぶがつながって、ひとつの『共感覚』として「きもちいい」ができているような気がします。

分解もできるんだけど、あえてしない。

だからこそ成立している感覚、と言えるかもしれません。


で。

これに通ずるような感覚が多々あって、例えばわたしは、過去に見たミュージカルの舞台で、なぜだかわからないけど、ずっと心に焼きついてるシーンなどがあります。

そのシーンの歌が良かったのか、踊りが良かったのか、はたまた脚本が良かったのか、舞台セットが好きだったのか。

どこに自分が惹かれたポイントがあるのかわからないのだけれど、なんとなくずっと忘れられないシーンがある。

それを考えたとき、きっとわたしは「空がきもちいい」と思うように、その場面を全体として『共感覚』で捉えていたんじゃないかなと思います。

じゃあなんで逆に、どこのポイントに心惹かれたのかを疑問に思う、つまり、「空の色が好きだったのか、形が好きだったのか」とか、「ミュージカルの歌が好きだったのか、踊りが好きだったのか」といった疑問を持つのかと考えたとき。

それは、わたしたちが成長していくにつれて、『要素を分解する』ことを覚えていくからじゃないかなあと思います。

幼児の心理学(?)などで、「赤ちゃんのいちばんはじめの感情は、「快」か「不快」しかない」とよくいうけれど、まさに漠然と「きもちいい」とか「いやだ」と感じていたものが、いろんな体験をして知識を身につける中で、「どの要素がきもちいいのか」「どこがどのようにいやなのか」を考えられるようになるんだと思います。

少し話はちがうけれど、わたしは東大に入って、大学院に入ってから同じような感覚を覚えていて。

それは、物事を考える緻密さみたいなものが、これまで全然足りてなかったんだなあと実感しました。自分では考えているつもりでも、まだまだ網の目がガバガバで全然すくい上げられていない要素がたくさんありました。

回数を重ねたり、経験を積むと、見るべきポイント、問うべきポイントがわかってくるんじゃないかなと思います。

ただ一方で、なんでもかんでも緻密であればいいわけでもないと思っていて、特に「きもちいい」とか「なんか不穏」といった感性の話は、そうやって全体で、『共感覚』で捉えられるからこそ、心が動かされる部分がたくさんあると思います。

部分を部分として見れるようになってから、それでもあえて全体で見れる視点を維持するのは大変です。

西野さんはよく「おもしろくないと思ったものがあれば、なぜ自分がそれをおもしろくないと思ったのか、徹底的に考える」と仰るけれど、

わたしもそんな風に、全体の感性と、それを創っている部分とをどっちもを行き来できるような感性を身につけたいなあと思っています。

今回は、コメントをくださった方のおかげで、ふだんは考えないような問いを考えることができました。

ありがとうございました!

勉強会でも『アート』をキーワードに話をしたいなと思っているので、まだまだ考えてみます。

5月もラストスパート。楽しみましょう〜

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『まーちゃんがキンコン西野に勉強を教える会』

【日時】2020年6月2日(火)20:00〜21:00(1時間)
※事前に配信リンクをお送りします。
※2日後の23:59までアーカイブは残します!


YouTubeの朝配信もあと2日です!!

朝8:00〜8:30生配信🎈



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