大事にしていること
わたしがお仕事をする上で大切にしていることのひとつに、
いただいたお仕事に対してその先にいる「お客さま」「クライアントさま」を意識する
ということがあります。
どれだけ目の前のお仕事を必死に行っていたとしても、行動する目的やその先にいる方のことを知らないと、売上に繋がらず「自己満足」になることが多いです。
だからこそ「目線を変える」ということは大切。
スターバックスでの経験
数年前にわたしは、スターバックスでお仕事をしていたのですが、その際にSSV(シフトスーパーバイザー)という役職を経験しました。
このポジションになると接客もしますが、お店の経営状況を数字で分析したり、そこから次の発注を考えたり。
人件費も確認したり、と目線がお店全体に変わっていきます。
もちろん入社当初は「自己肯定感」を上げるという意味で、自信をつけることが大切なので、仕事をミスなくこなすことは大切です。
しかし、それも数ヶ月、数年たつとそれ以上のパフォーマンスを求められます。
それ以上のパフォーマンス、と大袈裟に書いていますが、SSVを経験して、お店全体のことを考えていたら、自然と接客パフォーマンスも、売上も向上したのです。
わたしが接客をしていた時に大切にしていたことは「押しつけでなく、わたしの言葉で商品を提供する」ということ。
スタバの接客はマニュアルがない
聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、スターバックスに、接客マニュアルがないことは、有名だと思います。
だからこそ、大切にすべきことを持っていないと、ホームページでわかるような情報を伝えるだけになります。
このお客さまはどんな気持ちで来店してくださったのかな?
今日は「いつもの」ドリンクかな?
「いつもの」でない時は、何かあったのかな?
などいろいろな想いを巡らせながら接客をしていました。
そうすることで、お客さまの満足度も上がり、自然と売上につながっている…ということが多々あるのです。
お店全体やパートナーを巻き込む
では、この想いはSSVになってどう変わったかというと、
このお客さまはどんな気持ちで来店してくださったのかな?
→このマインドを他の従業員(以下:パートナー)に伝えてみよう今日は「いつもの」ドリンクかな?
→他のパートナーにも「いつもの」ドリンク伝えてできるだけ提供時間を短くしよう「いつもの」でない時は、何かあったのかな?
→もし仲良くしているパートナーがいたら話をしたか声をかけて、次回の接客につなげよう
というように、お店全体が良くなるような声かけをしていました。
そして、気づいたら一人で頑張るよりも遥かに楽しくて、パートナーのいきいきとした表情を見るだけでわたしの活力となっていました。
わたしの「大事にすべきもの」が見つかった瞬間
SSVは接客もすると伝えましたが、見えないところのお仕事が多いので、接客時間は圧倒的に減りましたが、わたしはむしろSSVのお仕事の方が好きでしたし、得意だったのです。
この時に、お店全体を見たり、数字を見るという目線をつけたことでフリーランスになった今も、目の前ことだけでなく「その先」のことも忘れずに毎日を過ごすことができています。
フリーランスをしていてクライアントさまから喜んでいただくのはもちろん嬉しいのですが、その先のお客さまに笑顔になっていただけたら喜びは倍になります。
わたしを変えてくださった当時のストアマネージャーやSSVに今も「ありがとうございます」の気持ちでいっぱいです。
これからもその先にいる「お客さま」「クライアントさま」を意識してコツコツと努力を続けていきます!
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