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頭の中の「クオリティ取締委員」に、セイ・グッバイ!

「うぅぅ〜…。こんなnote、世に出せない!!」

アウトプットの最中、こんな感じで強制シャットダウンしてしまうことがよくある。

「自分の価値を、自分で決めるなんてもったいない!」と思っても、なぜか前には進まない。思考がぐちゃぐちゃになって、そっとPCを閉じてしまう。わたしの悪いクセだ。

溜まった下書きは100以上あるのに、公開した記事はたった17本。打席にすら立てていないこの現状に、ときどき虚しくなる。

ネタはあるのに、書けない。

もしかするとこの現状は、わたしの頭の中にいるクオリティ取締委員たちのせいなのかもしれない。

「書くからには、いい記事を!」

ホームランしか要求してこない彼らは、事あるごとにわたしのアウトプットを邪魔してくる。

別にホームランなんか狙わなくても、いいじゃないか。フライでも、ゴロでも、三振でも。ゲームが前に進むんだから。それでOK!三振万歳!

もっと息を吐くくらい、気軽にアウトプットできるようになりたいな。

noteを書こうと決意したのは、今年の3月。

それまでわたしのnoteは雑多な日記メディアだったけれど、少しだけ「読まれること」を意識して書き始めた。

自分がどんな体験をして、どういう情景を伝えるか。選ぶ言葉やストーリー、文章の順序などを、最大限に考えて形にすることは本当に楽しい。

たくさんの方から反響をもらったこの記事は、実は意気込んで書いた記事のひとつ。

わたし自身のダークなエピソードだったこともあり、このリアクションやコメントがすごくすごく嬉しかった。

読んでくれた方からの率直な感想はnoteを書く活力になるし、純粋に自分のモチベーションも高まる。

「次はもっといいものを!」

なんて言葉を自分にかけて、noteと向き合う日々が始まった。でもその割には、納得のいく文章はぜんぜん書けなかった。

「次への期待」って響きはいいけれど、実は自分の首を締める「凶器」なのかもしれない。

自分の実力を置いてけぼりにしていた期待は、もはや「期待」ではない、「願望」だ。

人と比べ、数字で落ち込み、小さな言い回しで手が止まる。

いつの間にか「書けない」と思い込んでしまったわたしは、アウトプットという打席に立つことすら辞めてしまっていた。

そんななか、最近ある言葉と出会った。

試合は「勝つ」か「負ける」かではない。「勝つ」か「学ぶ」か、だ。

「負け」ではなく、「学ぶ」。

今までのわたしは「こんな記事、見せれない!」と勝手に「負け」と決めつけて、傷つく前に試合放棄をしていた。

でもそれって「学ぶチャンス」まで一緒に放棄していたんだ。

50回挑戦をして50回も同じ失敗をしないように、人はトライアンドエラーを繰り返して少しずつ前に進む。

大切なのは、学ぶために一歩を踏み出す勇気だ。

わたしには、ホームランなんていらない。頭の中のクオリティ取締委員会は今日で解散!

もっと自由に、軽やかにアウトプットしていこう。

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