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ヒューマンエラー

計画された一連の心理・行動課程において、意図した結果が得られないことをヒューマンエラーといいます。
ヒューマンエラーにはスリップ、ラプス、ミステイクの3種類があります。

ヒューマンエラー

スリップとは、意図して行なおうとしたのに失敗したりやり損ねたりすることを指します。
防止策としては、指先呼称などのしっかりした確認、機械の方が誤操作を受け付けないようにするフールプルーフ、誤操作を感知した時に安全な状態に戻るようにするフェイルセーフといったものがあります。

ラプスとは、意図して行なおうとしたのに必要な情報や行為を忘れることを指します。
防止策としては、チェックリストやマニュアルを作成したり、アラームによってリマインダーが来るようにしたりということがあげられます。

ミステイクとは、不適切な手続きが意図されたために生じた誤りのことを指します。いわゆる思い込みによるミスです。
防止策としては、復唱や確認会話などで正しく情報・指示が伝わっていることを確認するなどがあります。

一見臨床心理とは関係ないように思われるヒューマンエラー、実は第一回公認心理師試験で出題されています。覚えておきましょう。
参考↓


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