見出し画像

市場価値が去年の年収の3分の1だった私の逆襲

みなさんこんばんわ。相馬といいます。
先週から書き始めてみました。

21年にわたって勤めた会社を退職して2週間。思うところあってマックのバイトに応募したりしていますが、それは私自身の市場価値を高めようという下心も多分に含まれています。

空港にて

さきほど、出張からの帰途につく空港で「AIがあなたの市場価格を判定」といったサービスを試してみました。年齢、職務経験、実績などを粛々と入れ終えて、わずか10秒ほどではじき出された「私の市場価格」は、昨年の年収の3分の1以下でした。せめて6割くらいはと思っていましたが、その「せめて」の半分。

会社をやめて自分の市場価値そのもので食べていかなければいけない私にとっては辛い現実ではありましたが「そうか、そうだよね」と素直に受け止めました。だからこそ会社をやめたのであり、だからこそ「一人のバイト」として再出発をしようとしています。

失礼に思えたエージェントの見立て

昨年の夏、早期退職制度を使って会社をやめるのを決めたとき、その最大の理由はそこからさらに2年ほど前に面談した転職エージェントの言葉だったと思います。

曰く

大企業に努めていてそれなりのマネージメント経験がある人はかなりいて、相当な成果を上げていない限り評価されません。特にあなたの場合はもとの年収がよいので、8割程度のところに転職できたら御の字です。」

「(数十人規模の会社の管理部門で、事業拡大に貢献したいとお伝えしたところ)その規模の会社は実務者をマネージするだけでなく、プレイイングマネージャーとして、マネージャー自身が実務をできないとお話になりません。あなたには専門性がないので難しいです」

とのこと。

「まずは話を聞いてみる」程度の心構えだったことから職務経歴書もロクに書いていなかったとはいえ、特にこれまでのことを聞くでもなく散々に言われ、怒りすら覚えました。しかし、それが私の評価であるならば受け入れるよりほかなく、自分が20代の頃一番なりたくなかった「会社にすがるしかない中年」になりつつあることに気づかされました。

まさにこれ。

(一般論として)大企業ももはや安泰ではないと言われていて、いつ減給になるか、いつクビになるかもわからない世の中で、「会社にすがるしかない中年」でいることほど危険なことはありません。「何かを変えねばならない」という思いの一方で、20年にわたって慣れ親しんだ快適な会社員生活という惰性からは抜け出せず、だらだらと「大企業の管理職」を続けていました。

10年後に放り出されるよりマシ

そんなときに出たのが昨夏の早期退職制度で、もし自分が「会社にすがるしかない中年」から脱却するとしたらここしかないなと。(退職ですから文字通り脱却そのものではありますが)

結果、AIには散々な評価をされ、特に仕事を自力で取れるわけでもない時間を過ごしていますが、後悔はなく、むしろ良かったという思いばかりです。

もしあと10年後に会社を出されることになったらいまの辛さのまた何倍も辛いわけで、気力も体力もあるうちにかじを切ったのは間違いなかったなと思っています。

マックのバイト含めて経験をアップデートし、自立した中年になりましょう。

さて、生きていけるのか私。


(今回はいつになく中年ポエムだな。。。反省。)

この記事が参加している募集

しがない(ほぼ)無職の中年ですが、サポートしていただけたら喜びます。