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高台から普天間基地をながめた後は、絶品沖縄そばでも食べよう。 ~嘉数高台公園、3丁目の島そば屋~

すっかりフロンターレと遠くなりつつありますが、那覇からごさまる競技場にむかう途中、そのルートがカーナビに示されたものであれば道中で嘉数高台公園という標識を見るんじゃないかと思います。

この嘉数高台公園は今はごくごく平和なただの公園ですが、沖縄戦のときは有数の激戦地。また、普天間基地を見渡すことのできる展望台があります。

また、この公園のちかくには美味しいお店も2軒あります。

嘉数高台公園は幹線道路からすこし横に入り、住宅街の中をゆるやかに登っていった先にあります。沖縄の中南部はおおよそ平地なので、それほど多くない高台は陣地にされることが多かったようです。

公園内の階段を登って行くと、展望台があります。平和を願って地球儀を模した展望台ですが、デザインについてはノーコメントとしたいです。。。

高台の中の高台は、激戦地の中の激戦地でありました。この展望台の周りにはトーチカの跡が残り、また、鎮魂碑もいくつもあります。その中でも一番立派なのが「京都の塔」ですが、これはここで一番多く犠牲になったのが京都出身の部隊だったからです。

展望台に登るとこんな景色が見えます。上の方に見えるのが普天間基地。これをみるといかに普通の市街地の中に普天間基地があるのかがよく分かるかと思います。なお、普天間基地を見下そうと思うとポイントはここしかなく、特に普天間基地関連のニュースがあるときは展望台が報道陣でうめつくされていたりします。

同じ場所から寄ってみるとあのオスプレイを見ることができます。そしてまた、いかに町と基地が近づいているのかもより分かるかと思います。

そんな嘉数高台公園ですが、その入口の近くにはおいしくて評判の沖縄そば屋「3丁目の島そば屋」があります。

ここのスープは他の沖縄そば屋と比べてカツオ出汁が多く、さっぱりとはしているものの丁寧に煮出されているのかしっかりとしたコクがあります。トッピングされる三枚肉、ソーキも甘辛く煮付けられていてとても美味しい。写真には出てませんがフーチバ(よもぎ)を入れて味を変化させながら食べるのも楽しいです。

次にご紹介するのが宗像堂というパン屋さん。島そば屋から他公園をはさんで逆側くらいにあります。店構えは「工房」といった感があり、そこからもおいしいものへの期待が膨らみます。

ここの特徴は天然酵母のパンで、口にするとやさしい味わいがひろがります。「沖縄ではおいしいパン屋」ではなく「全国的に見てもおいしいパン屋」といわれており、この日もパン屋がこむような時間ではなかったのですが、お客さんが溢れていました。

買ったパンはお店の横のテラスで食べることができます。

開店するのは10:00なので朝ごはんにはちょっと遅いですが、ちょっと寄っておやつ代わりに食べるのもまた楽しいのではないでしょうか。


3丁目の島そば屋

http://www.onb.jp/soba/shop/santyoumenosimasobaya/

宗像堂

http://www.munakatado.com

しがない(ほぼ)無職の中年ですが、サポートしていただけたら喜びます。