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聞くと聴く

note投稿60日チャレンジ、31日目。

今日はパーソルカンファレンスに登壇したエール株式会社の篠田真貴子さんの講座を聴講した。

そこで「聞く」と「聴く」の違いを丁寧に解説されていて、とても勉強になったので振り返りたいと思う。


聞くは、with Judgement

多くの場合、相手の話を聞いている時は、その話に対して自分の考えと同意するか、しないかの判断をしていることがある。

「私もそう思う」「いや、私はそう思わない」など、なんとなく賛成と反対を感じながら話を聞いている。

一方で、「聴く」は、without Judgement

相手の話に対して、肯定的な意図を前提に関心を持って話を聴くこと、だと定義していた。

「なるほど、そういう考えなんですね。あなたのそう思った経緯は何ですか?」
と、自分の考えを主張する前に、相手の意見や感情に寄りそう形で話を進めていく聴き方だ。

without Judgement の聴き方だと、話を聴いてもらえるので相手はたくさん言葉にする。

そこで、さらに自分の考えや感情が言語化できる経験から、新たな学びを得ることができるというのだ。

さらに、聴かれることで話を掘り下げていくと、潜在的に言えなかった事や、見えなかった事が、次第と言語化されてきたり、精神的にも解放されていく。
また、その人の過去との整合性の縛りから解放されて、言いづらかった事が話しやすくなったり、様々な事を許せて受け入れられるようにいく。

例えば、相手と対立していた事があって、反対意見を主張していたとする。

反対する理由や、反対することの意味などの話を、相手から聴いてもらうことで、自身の反対する考えが深まってくると同時に、反対にこだわっている自分の感情や思考のくせにも気づくことがある。

「この場合では反対だけど、この場合でなかったら、反対意見にはならないかもしれない」

そうした一方的な「反対の縛り」から解放される事は、なんとなく経験としてある話で、話を聴いてもらうことで、過去との整合性のしばりから解放されていたのだなぁと思ったのだ。


きくことは従うことと同じではない

「私の言うことを聴きなさい!」

指導的な状況で聴くという言葉は使われるが、聞くことは相手の言うことに従うことではない、とお話しをしていて深く納得した。

話をよく聴く事は相手に従う事を前提とするように感じてしまう。
また、聴く事は会話のイニシアチブを取っていないので、受け身的な立場であると思われがちだが、without Judgement の聴く態度や、問い方で相手との対話の質が変わり、能動的なものになるという。


話を「聴く」とは、何て深いんでしょう!!!!

話を聴くのは好きな方だけど、こうした聴き方をさらに意識してやっていきたいと思った。そして、この「聴く」というスキルがあがればあがるほど、相手も、私も、幸せになるのではないかと思う。

【今日の #まートレ
太陽礼拝×4
スクワット×50
ふわふわ腹筋×30
ピンチャ1分


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