10月の読書〜最近のもろもろ
毎度のことですが・・・
11月に入り1週間以上が経ちました
遅ればせながら 10月の読書記録を・・・
10月に読了した本
それから(夏目漱石)
食べると死ぬ花 (芦花公園)
《再読》我々は、みな孤独である(貴志祐介)
《再読》運気を磨く 心を浄化する三つの技法 (田坂 広志)
鳥マニアックス-鳥と世界の意外な関係(松原始)
カラス屋、カラスを食べる-動物行動学者の愛と大ぼうけん-(松原始)
カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か? (松原始)
カラスは飼えるか (松原始)
カラスの教科書(松原始)
図解眠れなくなるほど面白いカラスの話 (松原始)
カラスのひみつ-生態と行動のふしぎをさぐろう-(楽しい調べ学習シリーズ)(松原始監修)
野生のゴリラと再会する-二十六年前のわたしを覚えていたタイタスの物語- (山極寿一)
僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう(山中伸弥 羽生善治 是枝裕和 山極壽一 永田和宏)
暴力はどこからきたか-人間性の起源を探る-(山極寿一)
ビジュアル類人猿-最新研究が明かす生態と未来-(NATIONAL GEOGRAPHIC) (デズモンド・モリス スティーブ・パーカー/ 藤井留美訳/ 山極寿一日本語版監修)
人生で大事なことはみんなゴリラから教わった (山極寿一)
人生を考えるのに遅すぎるということはない (安藤忠雄 三國清三 金田一秀穂 山極寿一 C.W ニコル 小菅正夫 瀬戸内寂聴 吉本隆明 益川敏英 日野原重明)
ゴリラは語る(15歳の寺子屋) (山極寿一)
ゴリラの子育て日記-サンディエゴ野生動物公園のやさしい仲間たち- (中道正之)
ゴリラ図鑑 (山極寿一写真・文/ 田中豊美画)
家族進化論 (山極寿一)
いま読んでいる本
三四郎(夏目漱石)
2001年宇宙の旅(アーサー・C・クラーク 伊藤典夫訳)
そして誰もいなくなった(アガサ・クリスティー 清水俊二訳)
表現のための実践ロイヤル英文法 (綿貫陽/マーク・ピーターセン)
1Q84 BOOK ONE AND TWO(HARUKI MURAKAMI) TRANSLATED BY JAY RUBIN
《再読》KAFKA ON THE SHORE(HARUKI MURAKAMI) TRANSLATED BY PHILIP GABRIEL
《再読》悪の教典(貴志祐介)
《再読》そして生活はつづく(星野源)
謎に カラス ゴリラ 漱石
が読書テーマ(しっちゃかめっちゃか)
カラスやゴリラ
黒い動物が好きだ 理由はわからない
黒のラブラドールレトリバー 黒猫 黒牛 カラス ゴリラ
犬猫牛は人間がつくったけど
カラスは神話に登場するほど昔から地球にいるし
ゴリラは 言わずもがな ヒトと祖先を共有している
今回 カラスに関しては 松原始氏
ゴリラに関しては 山極寿一氏の著作を中心に読んだ
この人たちの情熱はすごい
カラスのネガティブなイメージを払拭したい
彼らを正しく知ってほしい 可愛いところを知ってほしい
ゴリラから学ぶことは多い
彼らを通じて 人間としての生き方を見つめなおして欲しい
こういう もともとは 至極個人的な情熱を
他者の為に使える人は好きだ
僕の個人的な話で言えば
Gorillaz(バンド)が好きだし
ゴリラ裁判(以前読んだ小説)にも感銘を受けたし
上野に定期的にゴリラを見に行くし
人よりゴリラ好き度は高い方だったけど
今回 これらの本を通じて
やはり ヒトがヒトであることは とても素敵なことであり
ヒトにしかできないこと ヒトにしか持てない優しさ などがあり
せっかく ヒトとして生まれてきたからには
それらを最大限に活かして生きたい と感じるが
その反面 それにおごってはいけないな と思った
ヒトが本来持つ優しさ ゴリラと同じ祖先から受け継いできた何か
それを きっとゴリラとも共有しているはずなのに
複雑すぎる社会の中に その
シンプルでクリーンでピュアな優しさは 埋もれてしまってないか
これは ゴリラにだけ言えることではないが
こんな風に 自分以外のヒトや ヒト以外の動物に思いを馳せることで
一度立ち止まって 自分のこれまでの人生を省みることは
本当に大事なことだと思った
漱石
何気なく Kindleで青空文庫の漱石を読み始めたら
なんということでしょう
まず 『それから』を読んでみたが
え?こんなにおもしろいの?
まず読みやすい 単純に文章がおもしろくて止まらない
何が理由だろう
人を選ぶとは思うが 僕は主人公の考え方に共感しまくってしまった
決して 褒められたもんではないですよ笑
だからこそ共感した
この・・・
いるよね こういう理屈っぽい人
自分にもそういうところあるよね みたいな意味での共感
こういう感覚って時代を選ばず普遍的なものなんだな
漱石さん いま生きてても ヒット作書けまっせ・・・
そして 最後のページ
え?なに?そういう感じになるの?
すげーわ
その勢いで いま『三四郎』を読んでいるが
(と言うのも 主人公は違えど 『三四郎』『それから』『門』は或る男がそれぞれの人生の或る時期で経験する恋愛を中心に描かれており 初期三部作と呼ばれているらしいので)
主人公が若くなったことで 理屈っぽさに厨二病感が追加され
もっと共感笑 この青臭さがたまらん
いや 本当漱石さん
いま生きてたらどんな作品書いてたんだろうと
考えずにはいられない
しばらくは読んじゃうな 漱石作品
正直 Kindleを買ったものの イマイチ紙に勝てないなと思っていたが
ここにきて 青空文庫を手軽に楽しめるという点で
とても良い買い物をしたと思えるようになった
うん これは現時点で最適な使い方かも (ケチにピッタリ!!)
人類 皆兄弟
最後に 田坂広志氏と貴志祐介氏著『我々は、みな孤独である』の話を少し
(※ちょいとネタバレします)
以前も これらに言及したエントリーをあげたが
別に田坂さんと貴志さんのこの作品に直接の関連性はない
ただ 僕が初めて 田坂さんの本に出会い
貴志さんのこの作品を読んだタイミングが僕に感じさせたことがあり
それがとても・・・なんて言えばいいんだろう 開眼的(?)だったので
(別に仏教とか何かしらの信仰とかそんなんではないが)
つい同じタイミングで読みたくなる
(田坂さんの本は複数所持しているので 都度選んでいるが)
どんなにわかりあえないと感じる職場の他人も テレビで見る著名人も
道ですれ違うだけの人も みんな 自分だと思えれば
もっと優しい気持ちで 穏やかに生きることができそうだよね
無が突然爆発して生まれた宇宙の意識
その 気が遠くなる 膨大すぎる 爆発には
いったい どれほどのエネルギーがあっただろうか
それはいまでも そこら辺で 彷徨ってる
と言うか それは 僕らそのもの
僕らが宇宙に生まれたのではない
僕らが宇宙そのものなのだ
だから 僕らはみんな同じ
僕らは みな同一人物という考え方は
あながち 間違いではない
もちろん ゴリラも
もちろん カラスも
猫も犬も牛も虫もクモも石も土も・・・
高市も石破もトランプもハリスもプーチンもゼレンスキーもキムも・・・
飛躍しすぎかな・・・
まあ ものは考えよう
自分が良いと思う考え方 生き方
良いと思える人になれれば それが良い
とまあ 猿人類や人類 ついには 宇宙にまで
思いを馳せる 今日この頃なのです