とてもロマンチックだ

以下 村上春樹の『1Q84』のネタバレ含みます

ここ数ヶ月 村上熱に罹患しているが
ついに1Q84を ゆっくり ゆっくり 読み終えた

発表当時に一度読んで以来十年以上ぶりに読んだ

Book 1と2は
早く青豆と天吾に出会って欲しい
その一心で 読み進めた

Book 3以降は もうダメだ
二人がもうすぐ出会うという予感
それにひたりながら
どんどんと 読むペースが落ちた

その予感から滲み出る甘美を味わいながら読んだ
読み終えたくなかった
でもロマンチックすぎて
進まずにはいられなかった

ここで描かれる世界がどんな世界であれ
どれだけの暴力がはびこる世界であれ
この二人のロマンスは
もう それだけで
心からの嫉妬に値するよね
そのように意図されてるよね

二人がどんな辛い思いをしてきたとしても
どんな困難や理不尽をくぐりぬけてきたとしても
その報酬としてのこのロマンスは
嫉妬に値するよね

そしてこの物語は はりぼての月
そして その物語の中にある世界も
また はりぼて(猫の町 1Q84年)

だから僕は 思い切り嫉妬する
思う存分 二人をうらやましがる

(はりぼての世界に どれだけの暴力がはびこり
かなしみが満ち満ち 理不尽な運命が二人を誘っても・・・

やっと好きになれた牛河が
好きなタマルに殺されてしまっても・・・)

いいなー
僕にも いわゆる半身(my other half)が
どこかにいないかなー

ふざけんな!!ロマンチックすぎんだよ!!
腹立つーー笑

(いえいえ 二人には心から おめでとうと思っています)

(情緒大丈夫なの?)

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