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国内外脱炭素メガトレンドニュースと脱炭素/資源循環事例(2023.5.18)

こんにちは。
今週のMaaRトピックは、脱炭素を進めるGX推進法案成立のニュースと欧州での持続可能で耐久性のある製品の推進とグリーンウォッシュ禁止に関する指令案承認のニュースについて、 また、日本国内の脱炭素/資源循環に関連する取り組みをご紹介します。

脱炭素メガトレンド

1. 脱炭素進めるGX推進法案が成立 移行債を発行、炭素課金も導入へ

2. Parliament backs new rules for sustainable, durable products and no greenwashing

MaaR事務局まとめ

記事①は、日本国内で、脱炭素を進める「GX推進法案」が成立したというニュースです。国債の発行や、CO2の排出に課金する「カーボンプライシング」の導入などが盛り込まれました。政府は、脱炭素の実現には今後10年間で官民あわせて150兆円超の投資が必要としており、20兆円ほどを政府が支出するとしています。

記事②は、欧州にて、持続可能で耐久性のある製品の推進とグリーンウォッシング禁止に関する指令案が承認されたニュースです。目的としては、消費者が環境配慮型の製品を選択することを支援し、耐久性があり持続可能な製品を提供するよう企業に促すこととしています。「環境にやさしい」「自然」「生分解性」「気候中立」「エコ」といった環境主張のうち、証明を伴わないものを禁止、また、カーボンオフセット制度のみに基づく環境主張も禁止としています。



海洋プラ / 資源循環 / 脱炭素事例

3. 海に漂うマイクロプラスチックの年齢を推定する手法を開発

4. 資源、環境問題の課題解決に向けた取組み容器回収から製造までを一貫して行う化粧品版「ボトルtoボトル」水平リサイクルプログラム本格稼働に合わせ、「BEAUTYCLE佐賀工場」を竣工

5. カーボンネガティブを実現する脱炭素アスファルト舗装の共同開発に着手

MaaR事務局まとめ

記事③④⑤は、各企業での脱炭素/資源循環に関する取り組みとなります。取り組み領域や技術は異なりますが、それぞれ「マイクロプラスチックが海を漂う期間を知り、マイクロプラスチックの行方を知ることに繋げる技術」や「化粧品、トイレタリー製品の水平リサイクルの取り組み」「バイオ炭を混合したアスファルト合材によりカーボンネガティブを実現する脱炭素アスファルト舗装開発」が紹介されています。

記事①②で紹介されているようにカーボンニュートラル等の目標に対し、各国での投資支援等を促進する法案成立やルールメイキングが進むことで、記事③④⑤の個別の取り組みのような技術革新や投資が促進され、グリーンウォッシュではない本質的な脱炭素への貢献を広げていくことが重要と考えます。


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