iMac ボンダイブルーとIRC

はじめてのインターネットは職場

私の「#はじめてのインターネット」と言えば、職場でした。
グラフィックデザイナーという職業上、最初に触ったパソコンもMac。
当時の職場、某ヨーロッパのブランドメーカーではMacintosh IIfxでした。
ワープロもほとんど触ったことなかった人間にMacは刺激的でワクワクするもので、職場ではパソコンについてのセミナーなんてあったなー。
そして次のデザイン事務所で本格的にインターネットに繋がった感があります。
ただし外とつながっているパソコンは1台のみでそこでメールしたりしてました。
その頃そのマシンはメールなどが主というよりも、ちょっと時間が空いたり、リフレッシュしたい人がパソコンゲームするという使いみちのほうが多かったかも。
「ソリティア」とか「プリンス・オブ・ペルシャ」とか。
ゲーム会社の仕事をしてたこともあり、社内でゲームをすることに関しては結構緩かった記憶です。
さて、その会社では本格的にMacやインターネットと繋がっていたものの、自宅にまで持ち込もうという気持ちも特になかったのですが、元来の新しいもの好き（それは父に由来しています。その話も書きたい）と欲しいと思ったら絶対欲しいという堪え性のなさから手に入れたものがこちら。

はじめてのMac＝はじめてのインターネット

ジョブズがAppleに返り咲いてぶちかましたプロダクト「iMac G3」です。
日本発売の広告が新聞全段に載ったりして、それを眺めては予約した「My First Macintosh」にドキドキと思いをはせていました。
あんなにワクワクすることなどこの先あるだろうかというくらい私にとっては発売日に欲しいというものでした。
さてあの時このマシンに私はいくら払ったんだろうって思って調べたら「178,000円」とあってのけぞりそうになりましたわ。
私キャッシュで払ったのかしら？カード？ローン？（かも）
この初代iMacっていま記事をちょろっとさらってみても結構酷評されてるけど、今のiMacと比べる意味ってどこにあります？
ジョブズのコンセプトって誰もまだ見たことがないものを、そして便利なものを、広く伝えたいって事だったかと理解してるんですけど（うろ覚えですみませんApple製品大好きだしジョブズも魅力的だけど、そこまで信者でもないので）
そういった皆にワクワクを届けたいっていう事においては、私にとってやはり初代iMacは事件でした。
確かに使い勝手は今覚えばイマイチだったでしょうけど、所有する喜びってそんなものを越えてしまうんです。
あの丸くて可愛いマウスもしょっちゅうどっち向いてるかわからなくなったし、多分仕事をするようだったら動作も遅かったかもしれません。
私は自分だけのマシンで、HPを作ってみたり、チャットをして友達つくったりしてました。
ここで、やっとインターネット話となります。

IRCというチャット沼

IRCなんて知ってる人ほとんどいまはいないかも。
NIFTY-Serveのパソコン通信とかと並行して使われてたのかなあ。
私はパソ通はやってないんですが。
なぜIRCに行ったかと言うと、当時ファミ通で活躍してた餅月あんこさんっていう女子大生漫画家さんがHPを開いていて、そこにIRCのチャットルームが載っていた…んだったかな（曖昧）。
それが「#ninpoho」だったかと。
20年位前の話をいま思い出しているという不思議、そして結構覚えてるもんですね。
このルームに夜な夜な入り浸る楽しみ。
確かご本人はほとんど現れなかったような記憶もありますけど（来てもちょろっと話してすぐいなくなった？）そこに集まってるみんなとダラダラと話すのも楽しくてテレホーダイの時間帯になるとそわそわと繋いだもんでした。
今思えばありえないくらいの話ですが。
22時だか23時くらいからNTTのテレホーダイタイム（つなぎ放題ですね今で言うね）が始まって、ていうかダイヤルアップ接続とか懐かしすぎる。
深夜に集いは及んで、なんだか毎日寝不足状態で会社行ってた気がしますわ。
そしてオフ会ですよね。
まだまだ誰もがパソコンを持っていて、インターネットに接続していたわけじゃない時代。
横文字クリエーター系（デザイナーとかゲーム業界）の人とガチヲタ（ゲーヲタとかPCヲタ）がほとんどだった気がします。
私が関わった人がそうなだけで、普通の方もいたのかもですが。
変わった人はいたけど、みんないい人ばっかりでした。
オフ会楽しかったですねー。
集うのはゲーセンからの居酒屋、みたいな。
思えば私のインターネットは趣味のゲームと概ねイコールだったかも。
同じゲーム好きな子やチームを探したりとか。
とにかくやたらHP作ってましたねえ。

昔も今も同好の士を探すのはインターネットって事に変わりはないようですよね！
こんな事を書いていたら、自分のMac遍歴についても書きたくなったなあ…とかゲーム遍歴についても書きたくなったなあ。
ということで、またネタをまとめようと思います。