見出し画像

「Pastel×Bubble×Love」の話がしたい

こんにちは。
作詞の話をしに来ました。

今回取り上げるのは、3年前に制作された曲です。

歌詞全文はこちら。

はい可愛い!可愛いね!!ミクさんの声がまた可愛いんだこの曲は。

これはピアプロで歌詞募集が出ていて出会った曲で、そこに応募し、採用していただきました。

デモを聴いた時点で一番に浮かんだイメージは、スタイリッシュで都会的。
ハイヒールを履いた女の子が、フレアのスカートを揺らしながら街を歩いている…そんな感じでした。
歌詞テーマも特に無く「自由」だったので、その路線で書こうと思っていたんです。
でも引っかかったのは、作曲者さんが当時デモを紹介するのに使われていた「ゆるふわ」という言葉…。
ゆるふわ…? ハイヒールで街を闊歩する女性はゆるふわじゃないよね…。
そこから軌道修正して、シャボン玉をモチーフにしたこの歌詞を書き上げました。

創作は自由です。
書きたいことを、書きたいように書けば良い。
でもそれと同じくらい私が大事にしたいのは曲との調和。
だから、曲から得る情報はもちろん、周辺情報も見逃したくありません。
作曲者さんの曲イメージの片鱗を掴めたことがこの時は幸いだったと思います。
ただ、思わぬ化学反応で良い曲が生まれることもあるからね。一概には言えないけどね。
歌詞を依頼されて書くのか、作曲者さんと話し合いながら書けるのか、コンペ形式で競うのか、によっても重視すべきことは変わってくると思いますし。

あなたを閉じ込めたい パステルの 空想の中
屋根までとんでも まだ消えないで なんて 願った

Pastel×Bubble×Love

そして、先程も書いたようにこれはシャボン玉をモチーフにした恋愛ソングなんですが、童謡の方の「シャボン玉」の歌詞も全体的にサンプリングしてあります。
サンプリングって、気付くとちょっと嬉しくなりません?
当該箇所を探しながら聴いてみて下さいね。

ちなみに冒頭の「Hello my day」はデモを聴いた時点でもう、そうにしか聞こえなかった箇所。
曲のテーマを変えてもここは変えられなかったですね。
そういうフレーズ、他の曲でもままあります。

「ゆるふわ」の話、制作から3年経っても忘れられないエピソードです。
創作だからって自分のイメージで突っ走ればいいわけじゃないんだよな、って改めて気付かされた、今でも大切な出来事でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?