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「君にカンツォーネの花束を」の話がしたい

こんにちは。
作詞の話をしに来ました。

1曲目に何を取り上げようか迷ったのですが、2023年10月現在、作詞した曲の中で一番聴いていただけているこの曲にしました。

歌詞全文はこちら。

※作詞の話と言っても解釈等は聴き手の皆様にお任せしたいので、内容については触れません。

再生していただいたらわかると思いますが、頭サビからグッと惹きつけられるような、綺麗で幻想的な曲ですよね…好き? わかる。私も好き。

この頭サビをどう活かすかが、作詞担当としての最大の課題でした。
頭サビについては何回もツイートしてるんですが

ほんと、1フレーズ目を間違えたら曲が終わると思っているので…。

いくつものフレーズが浮かんでは消えていきました。
最終候補に残っていた「斜め40度のさよならを」というフレーズでいくか…と思いながらも、いやでももう一歩何か…と悩んでいた矢先、天啓のように降りてきたのが「カンツォーネ」という言葉だったのです。
そこからは一気にテーマやストーリーや組み上がっていきました。

「(よん)(じゅう)ど」
「(かん)(つぉー)ね」
と並べてみると(( )で括ってる部分は1音です)、あの3音に対する私のイメージが見えてきますね。
1音目に2文字詰めることで跳ねさせて、2音目で伸ばしてリズムを作りたかったんでしょうね。
それが奏功しているかは…ぜひ聴いてみて確かめて下さい。
ちなみに曲公開当時の私の感想は

ありがとうございます。本当に。

そしてもうひとつこの曲の頭サビでこだわった点は、「終わり方」です。
頭サビの終わりから、この曲は一気にドラマティックに展開していきます。
だからこそ、リスナーの脳裏に印象的なシーンを焼き付けておきたい。
その後の曲の展開が映えるような、印象的なシーンを…。
「カンツォーネの花束」を、どうするのか?
渡す?贈る?捨てる?投げる?
結局、この曲の主人公が出した結論は…。


あと裏話としては…この曲、最初はタイトル違ったんです。
「サイドストーリー」というタイトルをつけていました。
でも、変えて良かったよね。こっちの方がインパクトあるもんね。

公開から半年。今も誰かが聴いてくださっていることに感謝です。
このnoteをきっかけに今知ってくださった方も、ありがとうございます。
いつ出会ったとしても、この曲を長く愛していただければ幸いです。

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