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あなたの考えは言語化できていますか?

あなたは自分の考えを言語化する習慣はありますか?
今の社会で生きていく中で、言語化するタイミングは少なくなっているのではないでしょうか。

学生の頃、友達と手紙交換をしたり、mixiやブログで日記を書いていた人も、今となっては自分の思い・考えを言葉にする機会が減っていると思います。

私は文字を書くことが好きで、大学時代は毎日日記を書いていた一方で、自分の考えをまとめるということが苦手で、読書感想文は地獄のような文章でした。

そんな私が先日、人生理念について言語化してみました。

この言語化によって、私の頭の中を整理することができたことに加え、「私はこういう人生にしたい」「私はこういう人間なんだ」ということを多くの人にアピールできたと思っています。

言語化する習慣がない人は、私と同じように人生の理念を言語化するところから始めてみてはどうでしょうか。


言語化することで得られること

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私は営業職として働いているからか、文章を書く機会は多いです。
面談記録や社内資料等、様々な文章を書き、営業職にも関わらず、パソコンの前から離れられない日があります。

しかし、その文章のほとんどが事実を述べることが中心で、自分の意見を述べるようなことはほとんどありません。

また、世の中でペーパーレスが進んでいる今、紙に文字を書く機会が減り、頭の中で考えることで、整理できた気になっている人が多いと思います。

では、文字にすれば言語化できているのでしょうか。
残念ながら、それは違います。

“自分の思いを述べる”だけでは、ただの“感想文”

言語化するというのは、「軸を定め、事実に基づき分析を行い、自分の結論を述べること」です。

すなわち、言語化するには、現状を把握する力、分析をする力、そして自分の考えを述べる力が必要になります。

言語化することによって、現状把握から自分の考えまでを一貫して行うことができるため、頭の中の整理に繋がります。

また、言語化した過程を明確にすることで、相手に対してより正確に自分の考えを伝えることができます。

自分の考えをしっかりと言語化することで、自己表現に繋がり、そして自分のことを理解してくれる人が集まってくれるはずです。

では、ここからは私のことをもっと知ってほしいので、私が掲げた人生理念について、どのような過程、どのような意味を持って生まれたのかについてお伝えします。


「自分の価値で他人の価値を上げる」

私は今、社会人として、日々、営業実績を求めて営業活動をしています。

入社6年目となり、これまで社内的には恥ずかしくない程度の実績を上げてきましたが、その実績は一瞬の評価であって「私の価値向上」には繋がっていません。

私も2年前に前任の担当者から引き継いだ仕事であり、今までやってきたことは誰でもできる仕事なのです。

ところが、私の一瞬の評価が、尊敬できない上司の社内評価が上がり、上司の価値を向上させてしまっています。

会社からみると、馬車馬のように走り回っている営業担当ではなく、その営業をうまく使っているマネージャーが評価されてしまいます。

なんだか虚しく感じる瞬間であり、仕事に対するモチベーションが下がる瞬間でもあります。

一方で、自分の価値が上がれば満足か?と言われるとそうではありません。
何のために自分の価値を上げるかが重要です。
尊敬できない上司のために自分の価値を上げるのは、ばかばかしく思います。

私の見た目のキャラなのか、これまで部活のキャプテンに任命されたり、大勢の前で喋らされたりしてきました。

しかし、私自身、こういう扱いをされることが苦手で、人の前に立って意見を述べることは不得意です。
どちらかというと書記という役職が好きで、客観的にその場を見て意見を発言する立場に憧れています。

(おそらく私のことを知っている会社の人たちは、嘘ついているって思うでしょうね)

今までこのギャップに目を逸らしていましたが、我慢を続けることで徐々に窮屈な人生に感じてきました。

楽しい人生を送るには、自分の本質に逆らわないこと

私の性格上、人前に出るのではなく、“縁の下の力持ち”のような裏方で手助けする方が向いていると思います。

大勢でのドライブで例えると、
助手席でカーナビのセットをしたり、車が来たら教えたりする役。
(ペーパードライバーだから、そこしか活躍できない)

裏方として、私にしかできない私の価値で、他人の価値が上がれば、この上ない喜びです。

みんな「今日も運転ありがとう!」
(「事故りそうだったのを回避したのは助手席のおかげ」みたいな)

ドライブの例では私の価値はとても弱いですが…
運転手の価値が上がって、運転手は私の価値に気づいてくれれば十分です。

日向にいる人が太陽を浴び続けられるように、陰からサポートする立場でいたいと思っています。

裏方だからこそ、求められている人材になる必要があります。
だから今は、自分の価値を最大限に高めるには、今の自分に何が必要なのかを毎日考えています。

でも、自分の価値は今日一日で上がるようなことはありません。
価値を上げるには、スキルはもちろん実績が必要です。

スキルを身につけ、そのスキルを評価してもらい、実績となってようやく価値が上がります。
価値を上げるのには相当な時間がかかりますが、今は自分の価値が上がることはなんでも挑戦していきたいと思っています。


「小さな喜びから大きな喜びを作る」

入社してから6年も経てば、当たり前になっていますが、入社した当初は仕事の進め方も仕事に関する知識も何も知りませんでした。

でも今、会社の営業担当者として実績を上げることができているのは、過去の自分があったからです。

今の自分は、過去の小さな積み上げから形成されている

何においても、知らないことからのスタートです。
何も知らない状況から一歩踏み出すには、大きな勇気が必要ですが、その一歩目をクリアすれば、必ず小さな喜びが待っています。

私が“小さな喜び”にこだわっているのは、初めから大成功するとは思えないし、初めから背伸びすると遠回りだと考えるからです。

私はソフトボールをしていましたが、初心者の人が初日に試合で大活躍することはできません。
まずは、ボールの投げ方、取り方、打ち方の基礎が重要です。

何事においても成功の近道は、時間がかかったとしてもコツコツ積み上げることだと思っています。


まとめ 脇役から主役になるには言語化が必須

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ここまで読んでいただいて、“私”という人物をより身近に、そして理解して頂けたのではないでしょうか。

これまで私は自分のことを理解できているつもりでしたが、言語化することでより自分のことを知ることができました。

今回、私の人生理念を言語化したことで、自分自身を深く知るきっかけになりましたが、それ以上に“私”という人物を多くの人に伝えるきっかけになり、そして私のことを知ってもらえたのではないでしょうか。

言語化とは
☞ 自分の思いを自分の言葉で相手に説明すること

私は“裏方としてサポート役に徹したい”と伝えてきましたが、サブキャラ(脇役)になりたいわけではありません。

サポート役の中でも、自分だから輝ける場所を探しています。

自分のことを多くの人に知ってもらい、自分の考えに同感してくれる人と仲間・チームになって、窮屈な人生から脱出したいと思いませんか?

相手が抱くイメージや相手が求める人物になり切って、窮屈な人生を送っているのであれば、気付かぬうちに「脇役」になってしまっています。
自分にあった仲間と環境を手に入れて自分自身が「人生の主役」になりましょう!

それが、楽しい人生を送る一番の方法だと私は考えます。
仲間は今のコミュニティから一歩外に出れば、すぐに見つかります。

一歩外に出ると、狭いコミュニティに居たことに気付かされます。
あなたも、今のコミュニティだけでは見えない景色を見てみたいと思いませんか?


余談ですが、ここまで書いてきて思ったことがあります。

ソフトボール時代に、ピッチャーかショートの選択をしなければいけない時、私は誰もが憧れるピッチャーではなく、ショートを選びました。
(ショートを守る有名なプロ野球選手:鳥谷敬選手・坂本勇人選手)

ピッチャーは試合を作る上でとても重要ですが、ショートは“不動のショートストップ”と言われるぐらい、守備のメンバーからは頼りにされるポジションです。

▶︎ショートはファインプレーになるような打球が多く、ファインプレーでチームを助ける。
▶︎ファインプレーをファインプレーに見せないように無難にアウトにする。
▶︎「あの時のあのプレーがあったから、試合の流れが変わったね」っていうのが分かる人には分かる。

だから私はショートが好きだったのかもしれません。
(どこのポジションでもチームのために活躍できます。完全な私の偏見です)

私が人生理念について書いた記事も読んでもらえると嬉しいです。







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