なっちゃいけないケチがある。

なっちゃいけないケチがある。

わたしはケチである。
占いでもケチな性格と言われた、自他共に認めるケチだ。

ケチとは言っても、少しでも安い食材を求めてスーパーを駆け回ったりとかはしない。歩くのに疲れちゃって、タクシーだって普通に乗る。

洋服もバンバン買っちゃうし、正直貯金もあんまできてない。

じゃあなにがケチなのか。

それは心がケチなんです。

って堂々と自分で言うのもどうかと思うけど、事実そうなんだから仕方ない。

例えばSNSでみた作品に「あ、素敵だな」って思ってもいいねもリプもせずスルーしちゃいがち。
そのくせ、自分が世に出したものにはみんなからの反応が欲しいっていう。

典型的な「自分は与えないが、あなたは私にクレ」タイプ。

でも、最近それじゃいかんと思うようになってきた。

ブログやnoteで文章を公開したとき、「面白かったです」とか「素敵です」と言われたことがあるんだけど、あの時のうれしさは測りきれない。
頭から花飛んでるくらい1日るんるんしちゃう。

うれしい反面、はたと気づいたのだ。

わたしだって一つ言葉をかけるだけで、誰かの力になれたのに、全然それをしてこなかったことに。

お金と違って「ありがとう」とか「素敵ですね」っていう言葉をいくら相手に与えても、減るものは何もない。

なのに、そこをケチってどーする。

お金のケチより、心のケチだけはなっちゃいけないと思って、自戒をこめて。

#日記 #エッセイ #日常の記録