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【WBC】Trea Turnerのグランドスラム

起死回生の1発でした。  

高く上がった打球は、大観衆のレフトスタンドへ吸い込まれ、3人のランナーとトレイ・ターナー(フィリーズ)がホームイン。一挙4点を奪い、逆転に成功しました。 


◆試合概要

7回裏終了時点で5-7、アメリカは2点のビハインド。ベネズエラは、7回から回跨ぎとなったキハーダ(エンゼルス)に8回を託しました。エンゼルスで大谷翔平の同僚であり、今大会ユニフォームのボタンが外れた状態で投球したり何かと話題になっているキハーダ。今大会は「スリーバッター・ミニマム」 が導入され、リリーフのワンポイントが禁止となっています。故に、7回2アウトから登板のキハーダは、8回のマウンドにも上がらざるを得なかったのです(厳密には、8回2人の打者と対戦するまで)。

【訂正】
スリーバッター・ミニマムは「 3人のバッターと対戦する」or「イニングを完了させる」という定義でした。今回の場合、キハーダはイニング完了のため、7回で交代しても問題はありませんでした。専ら、中継ぎ陣が乏しかったことから回跨ぎをしたのでしょう…

先頭打者アンダーソン(ホワイトソックス)を四球、ここでデローサ監督は動きます。代打に、ポーラーベアーことアロンソ(メッツ)を起用。今大会まだノーヒットでしたが、ここでライトへポテンヒット。無死1、2塁となり、リアルミュート(フィリーズ)。キハーダは、3球目に痛恨の死球を与えてしまい、無死満塁。アウトを1つも取れずお役御免。7回の火消しとは人が違うようなピッチングでした。右腕ブラチョに託します。ここでバッターはターナー。0-2と追い込みますが、3球目のチェンジアップを失投。ど真ん中を捉え、打球はレフトスタンドへ吸い込まれました。一挙4点を加え、9-7と逆転に成功。

いかにリリーフの回跨ぎが難しいものか思い知らされるものとなりました。ベネズエラにとっては魔のイニングに。8回、9回はウィリアムズ(ブルワーズ)、プレスリー(アストロズ)と繋ぎ勝利。アメリカが4強への切符を手にしました。

今日は9番ショートでの出場でした。昨シーズンは主にショートを守り、160試合、打率.298、21HR、100打点、27盗塁を残しました。走攻守揃った、「5ツール・プレイヤー」。そもそもこの打者が9番に座っている時点で、アメリカ打線の恐ろしさが伺えますが…。個人的にも非常に好きな選手ですので、日本以外で今大会NO.1の場面になりそうです。

準決勝は、キューバvsアメリカ、日本vsメキシコというカードに決定しました。やはり事前の予想通り、日本の相手はメキシコとなりました(予想に関しては下記note参照)。

キューバvsアメリカは3/20(月)08:00〜、日本vsメキシコは3/21(火祝)08:00〜となっています。

泣いても笑っても残り2試合。1次ラウンド、準々決勝とは一味違う、白熱した試合を楽しみたいものです。

photo by
https://full-count.jp/2023/03/19/post1352964/




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