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楽観的に生きられたらいいのに

「そんなに考え込む必要ないよ」

こんな言葉をかけられたことがあります。人から見れば考えすぎだったのかもしれないですが、自分の中では決してそんなことはなく、私の場合は目の前のものに向き合おうと必死なだけでした。

だからこそ、
考え込まなくていい。難しく考えすぎだ。

と言われてしまうと、自分が向き合おうとしたことそのものが否定されたように感じてしまうときもありました。

そしてその度にもっと楽観的に生きられたらどんなにいいだろうか。と私は思ってきました。

もっと楽観的に生きられたら?

楽観的になれたらどんな暮らしになるのか…
少し立ち止まって考えてみました。

前向きに物事を捉えることができたなら、

挑戦することもできるし自分にも優しくなれて、こんな自分だけど、今日も頑張ったよねと自己受容しやすくなると私は考えます。

callme.が隔週日曜20時にお送りしている「あのねラジオ」
#11「もっと楽観的に生きていい」の回でもお話をしています。

思考の癖はすぐには変えられない

今日からポジティブ思考になりましょうと言われても、そんな簡単にはできません。人にはどうしても思考の癖がありますし、この癖はこれまでの出会いや出来事によって形成されていくものなので、すぐ変えることはできないものです。

そもそも、ネガティブに物事を捉えることは悪いわけではないんですよね。

例えば、石橋を叩いて自分や周りの安全を確認できてから行動できることは、長所であり自分の素敵な一面。その慎重さに誰かが助けられていることだってあるはずです。

他にも、自分の行動や言葉を1日の終わりに振り返って、「誰かを傷つけてしまっていないか」と不安になることも、自分ではなくいつも周りの誰かを大切にしている証拠です。

楽観的になれず、考え込みすぎてしまうことや一見「ネガティブ思考」と思える考え方も長所ならば、自分の思考の癖は真っ向から否定するのではなく、うまく付き合う手段を知っておくことこそが大切。

ポジティブというエッセンスを暮らしに

つまり、ネガティブ思考が悪いのではなく、ネガティブ思考にのまれてしまい自分の可能性を信じられなくなったり、どうせ、でも…と人の言葉をうまく受け入れられなくなったりすることがもったいないというわけです。

だから、ほんの少しのポジティブというエッセンスを自分に取り入れてみてほしいなぁと思っています。エッセンスとしてポジティブを取り入れるときに、頭の片隅に置いていてほしいのが「楽観的」な考え方です。

楽観的とは、前向きで明るい気持ちを持って物事を見ること、つまりこんな場面でも自分ならきっと大丈夫と前向きに思える考え方ともいえます。

どんな物事にも明るい面は存在していて、暗い部分だけではありません。少しくるっと回って他の見え方がないかを探してみましょう。

今よりも少しだけ、気楽に向き合える側面がきっと見つかるはずです。

楽観的と楽天的

そして、楽観的と似た言葉に「楽天的」という言葉がありますが、意味は全く違います。

楽天的とは、ありのままを受け入れている状態、マイペースに過ごす、クヨクヨ考えないといったイメージがわかりやすいかと思います。

しかしこれらの状態になるには、自分は自分、周りは周りという考え方が定着していないとなかなかできないですよね…。

ポジティブ思考と聞いたとき、上記のような「楽天的」をイメージする方も多いのですが、なんでもうまくいくさ!とのんびり構えることが、ポジティブではないというのを今回のお話でお伝えできていればいいなと思います。

不安を感じることも、ためらいがあるのもごく自然なことです。

ただ、その不安やためらいを感じた物事に対して、他の見え方はないか?を深く考えてみる。それから、この側面からなら自分でもできることあるよねと前向きに行動してみることが大切なのかなと私は思います。

否定よりも受け入れることから

ポジティブ思考が正義というわけではありません。

ネガティブ思考にだって意味があるんですよね。考え込みすぎる自分、ネガティブになりやすい自分を否定するのではなく、どう向き合えば自分にとって物事を楽に観ることができるのかを探す工夫が必要になるわけです。

否定するのではなく、今の自分の考え方を受け入れてあげるという考え方にしていくことは、自分にとって優しく取り組みやすい選択になるはず。

今回のお話が少しでも考え方を和らげて自分に優しくなれる、穏やかな暮らしのヒントになれていますように。

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