大人だからこそ学園ものタイトルを
最近読んでいるマンガ、読んだマンガ。
「スキップとローファー」
「スクールバック」
「正反対な君と僕」
若かりし頃を思い出して…ではありませんが、読み始めるととても楽しく、どんどん読み進めてしまいます。
人気タイトルでもあるので面白いのは折り紙つきなのですが、それをさておいても引き込まれます。
学園もの、単にドタバタなものもありますが、この三つは内面をよく見ているなと感じながら読んでいます。
舞台が学校、主人公たちは学生なので、恋愛がメインテーマになっているのですが、若い時の心の揺らぎって、とても複雑。勝手に思い込んでしまったり、良かれと思ってやったことが裏目に出たり、タイミングを外して空振ったり。
もどかしいと思いながらも、大人になってから伸縮性を失ってきた心のリハビリにもなるなと感じています。
大人になるにつれ身についていくもの。
諦めのよさ、物分かりのよさ、常識。
良い意味では、安定的になるし、世渡りもうまくなるし、効率が良い。
それらは仕事や大人の社会で生きていくには、あった方が都合の良いものかもしれません。
ただ、もしかすると若いころの不安定さのほうが、より人間らしい感情なのかもしれません。
常に感情の起伏が激しいのは疲れてしまいますが、時には諦め悪くこだわってみたり、物分かりの悪さを発揮してみてものではないでしょうか。
それって子供っぽいとも映るかもしれないですが、心が若いゆえにできることなので、心が弾力性やしなやかさを保っている証ともいえます。
ときどき、若者の心の動きを追体験することで、心が若返る。
マンガを読みながら、そんなことを考えています。
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