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コロナ後の辛い倦怠感、もしかしたら病気かも?

このnoteを読んでいただき、ありがとうございます。人生の後半を自分らしく生きるために本業も副業も手放して、1年ほど自分を見つめ、自分の好きを増やすための時間を作ることにした、宮坂雅都(みやさか まぁ)です。
私の1年間の思考と経験をシェアしていきます。

コロナの後遺症かと思った!

しばらくnoteの更新が滞っていた間、病気で療養していましてた。仕事を辞めた途端にこんなに長期間の静養が必要になるとは自分でも驚きですが、今まで体に溜まった色んなモノをデトックスする必要があったんだろうと捉えています😊

今日までの経緯としては、まず今年7月に初めてコロナにかかりました。せっかくの有休消化なのに熱と頭痛・喉痛で1週間ほどで寝込んでいました。
コロナから回復後、継続的な喉の痛みに加え、発熱を繰り返すようになりました。味覚と嗅覚がなかったので、喉痛や発熱もコロナの後遺症だろうと思って、家にある鎮痛解熱剤でなんとか抑えていました。

ところが、8月14日に39.7度の発熱!
「さすがにこれは何か他の原因があるかも?」と心配になり、かかりつけ医を受診したところ、喉の炎症があったので抗生物質と鎮痛解熱剤を処方されたのですが、薬を飲んでもなかなか熱が下がりません。
旦那さんと「きっと体の中で菌と戦ってるんだね。」なーんて呑気に言ってたんですが、さすがに3日も40度近い高熱が続くと辛いので、再度かかりつけの病院に行きました。
すると、かかりつけ医から、「そんなに熱出てたの?!それは薬が効いてないよ!体の中で戦って薬が勝ってたら、そんなに高い熱は出ないよ!」と言われ、血液検査などなど。この時点で喉と胆嚢の腫れがありました。

その翌日、かかりつけ医から血液検査の結果が出たと電話があり、「今から10分で紹介状を書くから、すぐに葉山ハートセンター(葉山の総合病院)に行ってほしい」と。なにやら緊急な様子。
高熱が続いてグッタリしていたので、在宅勤務中の旦那さんが付き添ってくれました。(在宅勤務万歳!)

血液検査の結果、炎症の値(CRP)が半端なく高かったようで、言われた通り紹介状をもらって、葉山ハートセンターの救急へ急行。
かかりつけ医から、救急部長に既に話が伝わっていたので、スムーズに受診できました。(葉山の医療連携を始めて経験。素晴らしい!)

最初は、扁桃腺や胆嚢を疑って、エコーやCTで検査をしましたが、救急の先生はどうもピンと来ない様子。
その先生がとても親切(&ハンサム)で、症状に関してたくさん質問をしてくれて、そこから病名特定の緒が見つかりました。
「喉の痛みはいつから?、痛いのは右だけ?」という質問があり、「喉の痛みはコロナ後ずっと続いています。最初左側が痛くて、その痛みが右に移ってから発熱しました。」と回答したところ、思い当たる節があったようで、追加の血液検査と追加のエコー検査を実施。喉の痛みが左右で移動するのがポイントだったようです。
そして、病名が判明しました。


コロナ後に増えている病気、亜急性甲状腺炎

救急で病院に到着してからおよそ4時間後に、「亜急性甲状腺炎」という病気だと判明しました。“亜急性”というのは、急性と慢性の間の状態を指す言葉だそうです。初めて知りました。

甲状腺炎は、30代〜40代の女性がなりやすい病気なのですが、先生によると、コロナ後に亜急性甲状腺炎になる人が増えていて、関連が認められるという論文も発表されているそうです。

甲状腺炎とは?

甲状腺内に炎症がおき、甲状腺組織が壊れる病気です。 そのため、甲状腺組織内に貯留されていた甲状腺ホルモンが血中に流れ出て、血中の甲状腺ホルモンが上昇します。 感冒の後に続いて起こることがしばしばあり、ウイルス感染により生じる可能性があります。

亜急性甲状腺炎|一般の皆様へ - 日本内分泌学会

亜急性甲状腺炎になると、バセドー病と同じような体の状態になります。
私は炎症がひどかったので、発熱と喉・頭・耳までの解放痛が症状として強く出ました。(耳は別格の激痛でした。)
また、 代謝を司る甲状腺ホルモンが体内で過剰になっているため、全身の倦怠感と動悸(ドキドキ)が強く、経験したことがないほど多汗になり、服のままお風呂入ったのかしら?と思うほど、5分毎に着替えたくなるような状態でした。
甲状腺ホルモンが血中に大量にある状態は、「体の中で100m走をし続けている状態」だそうです。だから、寝転んでるだけなのにドキドキと汗が止まりません。そして代謝が爆上がりするので、一気に痩せます!
痩せたことだけは嬉しかったのに、病院の先生から「すぐ戻るわよ〜笑」と言われてしまいました。残念!
今は心臓に負担がかかり続けているので、不整脈や心臓エコーなどの検査も受けています。


発熱しない亜急性甲状腺炎も

亜急性甲状腺炎でも、炎症がひどくないと発熱が伴わないことがあるそうです。発熱がなくても血中の甲状腺ホルモンが多いと、連続100m走状態なので、体はとても疲れます。
コロナ後に強い倦怠感が続く方は、甲状腺ホルモンの血液検査をしてみるのも良いかもしれません。
年代、男女にかかわらず、発症する可能性はあるそうです。


亜急性甲状腺炎の治療と注意点

亜急性甲状腺炎の治療は、ステロイドを用いて炎症を押さえることから始まります。緊急で通院した際に、点滴で投与してもらった後、私の場合は「プレドニゾロン」を20m/日で処方されました。3日の服薬で、炎症の値を示すCRPは11 →0.9に激減しました。(通常値は0~0.14)
また、心拍数を下げるために「インデラル」も20mg/日で服薬しています。

投薬開始から10日経過した時点で炎症の値は落ち着いてきましたが、甲状腺ホルモンの値がまだ高いので、動悸や多汗が続いています。あと1ヶ月ほどは運動はできず、お酒もしばらくNGです。

服用しているステロイドは急に止めると副作用があるので、これから毎週血液検査をしながら、少しずつ減薬していく予定です。

今は血中の甲状腺ホルモン値が高いので、「ホルモンを出してね〜」と指示する「甲状腺刺激ホルモン(TSH)」の値が0.007(通常は0.4~4)と非常に低い状態です。
今後、血中の甲状腺ホルモンが減少したのにTSHが戻らないと、今度は甲状腺ホルモン不足の状態(橋本病と同じ症状)になってしまうので、これからしばらくは、血液検査をしながら状態のウォッチが必要だそうです。
これから通院生活が数ヶ月単位で続きます。


病気になってわかったこと

仕事を辞めて、「さー自由だ!何しよう❤️ワクワク❗️」とノリノリだった私を一気に引き止めた今回の病気は「なるべくしてなった」、私にとって必要な経験だと思っています。

病気になって感じたのは、
・急ぎ過ぎ、焦り過ぎちゃダメ
(元秘書の性質上、どうしても先手を打ちたくなる)
・自分の体をもっと大事にしなくちゃ
(若い頃とは違うのでもっと自分の体とよく相談する)
・元気に見えても、辛い人、しんどい人って沢山いるんだね
(頑張って元気に見せてる人の気持ちを汲んであげたい)
・辛い時、しんどい時は、どうしても悲観的になるね
(つまづいたっていいじゃないか、にんげんだもの)
・体が辛いと何もできないし、何しても楽しめないね。健康に感謝だ〜!
(美味しいモノとお酒を一緒に楽しめる人生は最高だ!)

ということでした。
普通に見えても、病気で辛い人や、心がしんどい人もいるかもしれない。
健康だと見落としていた日々の些細な贅沢を身に染みて感じました。
少し人に優しくなれそうな気がします😊

40代は体力が少し落ちても、今までの経験でなんとかカバーできましたが、この先、もっと体力が落ちてきた時の自分に何が残っているのだろう?と不安になったりします。
きっと、自分がこの先こう生きていきたい!という理想がまだ固まっていないからかもしれません。

運とノリで生きてきた私としては、こんな風に考えるきっかけができたことは、幸せな人生の後半を考え始めるにあたって幸先がよかったです😊
まだ自分を見つめる時間は始まったばかり。
今度ばかりは、急いで結果を出そうとする悪い癖を封印します!

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
みなさんの毎日がハッピーで溢れますように❤️
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