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♯16 色

好きな色っていうのも難しい。自分が好きな色は何か、自分に合う色は何か。自分を色で例えると、みたいな質問が苦手だった。なんやねんそれ(えせ関西弁)って感じ。元気が黄色やオレンジだとして、クールが青だとして、情熱が赤だとして、自分にぴったりくるものがあってほしくないと思う。どれも全部そこそこに備わっていてほしい。だからと言ってレインボーですって、寒いと思っちゃう。そもそも色と性格を結び付けることにどれほどの意味と信頼性があるのか…なんて、ただの自己紹介なのにむきになっている。とりあえず、好きな色ってあったのか、思い出してみる。

小さい頃はピンクが好きで、小学生の中学年から高学年くらいに水色が好きになった。そのあと、オレンジが好きになったりしたような。覚えているのは、書道セットに赤色と青色があって、たいてい女子は赤、男子は青だったけど、思い切って青を選んだ。ドキドキしたけど、自分で選んだからすごく気に入ったって話。中高生は教科ごとの色指定(♯03 文房具 参照)があったし、好きな色を意識することはなかったかな。MDプレーヤー(懐かしい)とかケータイは白が多かったけど、色じゃないじゃん(厳密)っていう。社会人になると、好きな色というより、「似合う色は何色なのか」ということばかり考えるようになったかな。

別な視点から書いてみると、色について調べたことがあって、色にも種類というのがあるらしい。例えば、有彩色・無彩色だったり、暖色・寒色・中性色だったり。中でも、「トーン」という分類が面白いなと思って。トーン=色相(色味)の明度(明るさ)、彩度(鮮やかさ)の調子(明暗、強弱、濃淡など)の違いをまとめたものらしい。ビビットカラーとかグレイッシュカラーとかいうグループのことみたい。(参考:日本色研事業株式会社
それでいうと、明度は高い方が好きだなあとか、彩度はちょい高めが好きだなあというのがわかってくる。

好きな色って、色相のことで考えがちで難しかったけど、トーンから考えてみるとわかりやすかった。

いやあ、「色」のゲシュタルト崩壊。

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