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世界初、お祓い系ダンスイベント「Slayground」

Maa2です。
北海道で開催された「Slayground」というイベントについての感想。
このイベントは僕が通っていた大学のダンスサークル、いや「概念」と呼ぶ方が正しいのだろう。
その「概念」の後輩である「もっくん」が主催したイベントである。

概念について

公式ページからの引用だが、毎回テーマを決めて好き放題ショーさせてくれる。
今回は北海道では珍しい「JPOP」がテーマでとのこと。
あとなぜか120分飲み放題がついている。最高か?

多分人間は人生の節目、小学校卒業とか、高校の部活とか、家族で遊んだりするとかで、そう言った経験の積み重ねでその後の人生をどうするか決めることになるだろう。

そう言った経験を通じて心の中できれいな玉を拾う。その玉を5個集めたら人生の転機が訪れる。

こういう玉の内訳によって、「僕は警察官になる」「私はwebデザイナー!」とかそういうことを言い出すのだ、人は。

集めるタイミングは人それぞれだと思うが、18歳までに5個集めて転機1回、27歳くらいでまた5個集めて2回目の転機、30歳ごろが3周目の玉を集める感じだろう。

このイベントは多分、その過程できったねぇ玉ばっか集めてしまった大人たちが集まって、心の中の“邪悪”なエネルギーをこの会場で発散し、外の世界に漏れ出さないように留める、お祓い的なイベントだと思われる。

いや、そうなるとイベントではない。“儀”。

会場内に酒、謎のセーラームーン達と思い出のJPOPもかき集めて、みんなが各々拾ってきた「きったねぇ玉」を浄化する“儀“、これがSlaygroundの正体である。

この日は強烈な邪気を発する妖怪を
集めてショーを行う。
そんなイベントである。

これがこのイベントの開催目的だ。多分。

主催のもっくんも学生時代は何か発言した後に、語尾に「にゅるり」とつけていた。
それが久々に会ったときには「にゅるり」と言わなくなったり。
それどころかひどいときには「ニュールリール」という知らない国の少し栄えた町の名前みたいなことを言うようになっていた。

主催者自身も邪気を放っているので
出演者はみんなこの気持ちであった。


美少女戦士を名乗る

チャンナナーマイオニー達もいた

セーラー服っぽい衣装着てリハした後に
ガチのJK出てきた時の後ろ姿

チャンナナーマイオニーもまたガチJKのリハの輝きで
“救われた”様子だった

祓ってくれてありがとう

イベント、いや“儀”が進むにつれ会場にいる人間たちの
スリザリッていた心が徐々に、しかし確実にグリフィンドルるのを感じた。
皆が集めたきったねぇ玉がきれいな玉になっていく。


”儀”主催者の様子

人々は現代社会で精いっぱい生きて、もがくのである。
もがく中で、それでもきれいな玉を拾い集めることができた者はおそらくダンスをやめるのだろう。
きったねぇ玉を集めてしまったもののために、多分この“儀”は開かれるはず。
きったねぇ玉を浄化する過程で発生する垢みたいなものが多分ダンスや音楽、絵画のような芸術になるんだろう。
拾った玉が汚かったかどうかは拾ってしばらくしないとわからない。
玉の清潔感はまさに「シュレディンガーの猫」と同じ状態である。

参加者各位、また次回に向けてみんなできったねぇ玉を拾ってまた集いましょう。

というわけで、“儀“にて会えた関係者の皆様、どうもありがとうございました。

北海道の名物キャラ、「トムじい」もこのイベントに観覧に来ていたが、ダンスの本質を感じた、やりたいことをやれ。と言っていた。

トムじいの言葉を胸に、また汚ねぇ玉を集めて
浄化の儀、Slaygroundで。

ほな、また。

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