実は性格が出る作業

フリーランスにとっての厄介な種の一つが「事務作業」だと思います。
税理士さんと提携していたとしていたも、毎月請求書を作って送信したり、領収書を管理するのは基本、自分たちとなります。

これ、人によってはかなり面倒臭い、と感じている人もいるのではないでしょうか。

僕はどうかと言うと。
割と事務作業が「好き」です。

元々、目立つ作業より地味な作業の方が向いているという理由が大きいのですが、毎月、請求書を作るのは楽しかったりする。

ライターや構成作家としては、これは珍しい方に入るかもしれません。
フリーランスだと、経験のない方はご想像いただけないかもしれませんすが、この事務作業に対する接し方がかなり極端に分かれます。

ある人は毎月、きっちり領収書をまとめたり売上を計算したりしますが、ある人は請求書を送り忘れたり、確定申告期限日直前まで何もやらないという場合もある。

そして、僕はこの……

事務作業に人の性格が出るのではないか、と僕は思います。

これは持論なのですが。人の地って、仕事をしている時は“わからない”と思っているんですよね。
ほぼ全ての人が仕事モードになっているので、家で家族と過ごしていたり、一人でいたりするときとは、別に意識なくても性格が違っている。そして本当の自分の性格って、別に本人でもわからない。

それって、自分にとってあまり関連しない瞬間や物事に遭遇したときにふと出るものではないかと思います。

そのわかりやすい状況として例に挙げられるのがまさに「事務作業」ではないかと思うんですよね。
別に会社にお勤めしている方でも、事務処理をしないといけないことってあると思います。
このとき、普段、本人のメイン業務では着実に、きっちりこなすのに、本人の業務とはあまり関連しない事務に関してはがさつだったり、期限を守らなかったりする人っているんじゃないでしょうか。

この場合、その人はきっちりした人ではなく「がさつな一面も多い」というのが、本人でも気づきにくい、本当の性格である気がします。
その逆も然り。

やらなければいけないことだけど別になんてこともない。
そんな瞬間にその人の地が出てくる。

もちろん得手不得手はあると思うのですが、人を評価したり、ジャッジする際には、表面的な行動ではなくこうした些細な瞬間の行動を重視する方が、その人について割と正確に判定することができるのではないかな、と僕は思っています。

事務作業がまさにその際たる例ではないでしょうか。

何かみなさまの参考になれば幸いです!


読んで頂き誠に有り難う御座います! 虐げられ、孤独に苦しむ皆様が少しでも救われればと思い、物語にその想いを込めております。よければ皆様の媒体でご紹介ください。