情報を仕入れたときの応用のコツ

現代は本当に多くの情報が入ってくる社会だと聞きます。
聞くところによると、現代人が1日で目にする情報の量は、江戸時代の人々の1年分に相当するとか。
これが嘘か真かはわかりませんが、インターネットが始まる前と後とで比べたら入ってくる情報量が全然違うというのは、ネット以前の時代の記憶もある僕も実感しています。

新しい情報が毎日、さまざまな分野から入ってくる。
なるべくなら、仕入れたそれらの多く情報は、少しでも身になるものにしたいと誰でも考えると思います。

そこで一応、マスコミという情報関連の分野で働いていて、ほぼ毎日ネットにつないでいる僕自身が新しい情報を目にしたとき、どうやって身になるものにしようとしているか、紹介したいと思います。

僕が特定の分野から情報を得たとき、やっている方法は……





「他の分野に適用できないか考えてみる」

です。

これまでに、数多くは無いけれどそれなりの数の哲学書を読んできて、中には難解すぎて僕の頭脳では理解できないものもありましたが、それらを通じて思ったことがあるんです。

古今東西、「真理」は“ある程度”共通しているのではないか、と。

もしこの仮説が正しいとしたら、例えばビジネス分野で仕入れた情報は、一見それとは関係なく見える恋愛だったり、趣味や勉強にも応用できることになります。

これを「抽象化」というらしいのですが、まさにそうで、個々の具体的な情報からそれが起きた条件をぼかしていくと、その1つの具体的な情報がどんなことにも当てはまりやすい情報になるんですよね。

本を読むときやネットニュースを読んだときのみならず、人の話を聞いたときも、僕はなるべくこの「他分野への適用」を意識しています。

これをやっていくと、いつしか物事に働く一定の法則めいたものが見えてくる。

何かを見聞きしたときや人の失敗談を聞いたとき、「これはこの法則が起きているんだな」と推測できるようになり、反面教師にすることで自分の危機を未然に防ぐことができる。

この抽象化に慣れると、自分に有用な情報かそうでないかの判断もしやすく、その正確性も高まっていくと思います。

インターネットが普及してから情報量が増えただけでなく、玉石混交になり、気をつけないと変な情報をつかまされて自分自身が悪い方向に誘導されていくことも十分起こりえる時代になりました。

だからこそ、一つの個別情報を得たら、それを頭の中で大きく展開し、ある法則性を導き出そうとしていくと、場面場面でいつも「正しい」とまではいかなくても、「大間違い」とまではいかない判断ができるようになると思います。

難しいお話に聞こえたら、申し訳ありません。


読んで頂き誠に有り難う御座います! 虐げられ、孤独に苦しむ皆様が少しでも救われればと思い、物語にその想いを込めております。よければ皆様の媒体でご紹介ください。