本当に心の強い人・弱い人とは

人にお仕事を依頼したり、何か重要なことを任せようと思ったら、なるべく精神力が強い、ちょっとのことではへこたれない人にお願いしたいですよね。

今日はそんな心の強さ・弱さのお話。

人を判断する際に、一見、明るく分け隔てなく誰とでも接する人のことをメンタルが丈夫だとする光景を、これまでによく見てきました。

ただ、良いか悪いかは別として、僕はこれって正しい人の見方かというと一概にそうではないんじゃないかと思うことがあります。

僕は、個々人の内なる精神力の強さと表向きな態度って、もちろん全員が全員ではないのですが、



「相反する傾向にある」

と考えています。

独断と偏見が入っている可能性はありますが、僕が今まで見てきた限り、仕事でもプライベートでも、一見すごく明るくて、交友関係が広そうな外交的な人ほど、落ち込むような出来事があったときのショックの度合いが大きかった。
仕事を長期間休んでしまったり、入院してしまったり。

逆に、普段、なんだか弱そうに見えたり、内気で消極的に見える内向的な人ほど、不幸な出来事があっても、わりとすぐに立ち直っていることが多かった気がします。

なぜこういうことが起こるのかというと、多分ですが、こうなんじゃないかと思いました。

一見、外交的な人は、心は繊細だからこそ、それが人にばれないように「明るさ」という鎧を身にまとっている。
一見、内向的な人は、心が図太いからこそ、それで不用なトラブルに発展しないよう「暗さ」という鎧を身にまとっている。

どうでしょうか。

これって、自分でも無意識にやっていて、なかなか気づくことはできないと思うんですよね。

失恋したとか、ペットが亡くなった、家族に不幸があったとか、もちろんそれは大事(おおごと)なのですが、それで長く体調を崩してしまう人とすぐに持ち直す人とでは、その度合いにグラデーションはあるものの、前者は外交的な人、後者は内向的と言われる人が多かった気がするので、こう分析しました。

そのため、たとえば負荷が高かったり、責任の重い仕事を誰かに頼むときは、表向き自信満々で明るい人に任せそうになるところを、かえって自信がなさそうで頼りなげな人に任せてみるというのもアリなのかもしれません。

今はパワハラ問題とかもあるので怒ったり、叱ったりするコミュニケーションはしづらいようですが、厳しい指摘をすることが必要な状況もあります。
それも人を選んでしなければなりませんが、これを当てはめて考えると、外交的な人には弱めに、一見、内向的な人に強めに言及すると改善効果が高くなる気もしました。

人の表向きな態度とその本質は大抵“逆”。

そう考えています。

読んで頂き誠に有り難う御座います! 虐げられ、孤独に苦しむ皆様が少しでも救われればと思い、物語にその想いを込めております。よければ皆様の媒体でご紹介ください。