僕はいつも◯◯◯

僕はもうすぐ40歳で、現在は独身です。
仕事はマスコミ業界ですが、就職をしたことはなく、学業を終えて以来、ずっとフリーランスを通しています。
業界はマスコミ業界ですが、家は、東京23区内ではあるものの、彼らがよく住んでいるエリアにはありません。

現状、このようなステータスおよび経歴なのですが、これ以外の僕の歩みから繙いても、一つ、思うことがあります。

昔からそう思ってきたことではあるのですが……




「僕って異端児だなぁ」

と。

これは別に、「気取っている」わけではなく、自分の過去を振り返ると、常道とは番う道を歩んできたと気づきます。

僕、何度かここでもお書きしましたが、首都圏出身ながら、大学は京都の某私立大学に進学したんですね。
関西から東京の大学に行くのは「学生の上京」という典型的な道ですが、僕は逆を行った。
当時、そんな選択をする人は僕の友達にはおらず、

「どうして東京の大学に通えるのにわざわざ関西に行くの?」

と何回か聞かれたり、疑問を抱かれたりしました。
彼らの言う通りです。
なぜ関西の大学に進んだのか、自分でもわかっていません。

ただ、敢えて言うなら、

「東京圏しか知らない人生は勿体無い」

という気持ちがあったと思います。

結果、京都での4年間はすごく充実していました。
進路面では、冒頭に挙げた通り、就職はしないでそのままフリーランスになったというのも一般的ではないと思います。
僕が社会に出た2009〜10年当時はまだ、新卒一括就職が一般的な時代だったので、これも周りの人からえらく心配されましたね。

この異端児っぽさは、なぜか住んでいる場所もそうですし、恋愛でも、日本人ではない方と交際したりとか、そういう面にも出ています。

こうした選択は、どれも僕が意識してそうしたわけではありません。
気づけば自然とそうなっていたのが自分でも興味深いな、と思っています。

僕は、

「いわゆる正統と言われる生き方はできない」

と感じています。

正統な道を進もうとしたときは、別にスピリチュアルとかではなく、いつも余計なダメージを負って、結局、異端に引き戻されました。
ですので、もう正統な生き方は諦めていますね。

ここから言いたいことは、もし、僕と同じように、人とちょっと違う道でしか生きていけない人は、

「無理に定石に乗ろうとしない方がいい」

ということです。

そういう人って、きっと普通の人生を歩もうとしても居心地が悪くなったり、僕のように引き戻されてしまうと思うんですよ。

人から見ると異端な道こそ皆さん個人にとっての正統な道だと思うので、それが皆さんの個性だと思いますので、良い意味で、普通の人生とは見切りをつけると、生きていきやすくなるかもしれないです。

読んで頂き誠に有り難う御座います! 虐げられ、孤独に苦しむ皆様が少しでも救われればと思い、物語にその想いを込めております。よければ皆様の媒体でご紹介ください。