LAST TOUR AROUND JAPAN YUTAKA OZAKIを聴いて沢山思う。(補講版)
尾崎の未発表音源についてひとつ。
Birthツアー1日目の横アリや各地方公演、そして最終日含めてDVDを観た。
最終日はCDにもなっていて、”約束の日”というタイトル。
曲の展開もドンドン膨らみ2枚のCDに収めてもまだ全部じゃないくらい。個人的に人生の名盤だ。そして立ち振る舞い。ムショにも行った。NYに旅にも出た。長いツアーの中で身体も作り、DVDのインタビューで不器用ながらも10代のカリスマ像をちゃんと置いていった、手ぶらな尾崎がいる。
ライヴ中のMCにおいても不器用な尾崎。
でも最終日CD化され、結果人生最後のライヴ。
聴いてみて、まさに天才故の苦悩も生きにくい生き方をしてきたこともツアー最終日の気合いも越えていき人間離れした尾崎豊がいる。Freeze MoonやScrambling Rock'n'Rollの約束の日なんて俺はマジでロッカー尾崎の裸すぎる言葉の本当の、彼のよくいう”真実”を体現している。rock 'n' rollの矜持。でも、51公演やって他の公演と照らし合わせると、異常であるという逆にみえてくる真実がある。事実ではないかもしれないけど。16歳でこの道に入り、最後の公演。
気になるのは尾崎がシラフだったか否か。
真面目な話。その後事務所と契約を切りDIYでやっていくのだけどラストアルバム”放熱の証”の曲はライヴで演奏される事なく尾崎豊は26歳で息を引き取った。
キャリア10年。ジョンコルトレーンもキャリア10年。
約束の日の話に戻ると、映像で観てみると、目つきも色気もテンションも別公演と観ると異常な程過剰な、所謂モノマネで誇張される尾崎以上の尾崎がいる笑
この最終公演、俺はシラフだと思う。ただ当然大きく作品化されるし、昂まりが、そうさせたと解る。根拠は俺だ。
舞台という場所で10代の頃からやり続けやり続け、時に飛び降りちゃったり、シャブで捕まっちゃったり(その時尾崎は面会で二度とやらないと言っている)
こんな真っ直ぐで不器用な人間尾崎豊の背中を山田かまち(リア友だった)の背が押したかもしれないし、51公演やり続け最後の幕ときたら、もっている男は超人だ。
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にて、須藤さんが初めてみた時、肉を食ってきた男のギラつきがあったと言っている笑
トレーンの10年も尾崎の10年も異常に濃い。俺なんかとは精子の濃さが違う笑
俺のスペルマは百五十屯あるけど尾崎はどれほどなんだろうか。
ビートたけしも「数学博士やホームラン王になる人間だと思っていた」と言っている。俺が音楽やり始めてから色んな人に天才と呼ばれてきたけど、尾崎の10年と精神薄弱な俺の10年じゃハンデありすぎ笑
だからこそやるんだよな?”苦労人達が唯一頷く図星”を、DIYで、誰の頭もフンヅケタリしないで、やってたきたんだから俺も。長距離マラソンで、いくぜ、俺にしか出来ないこと、俺のやってきたこと、俺の音楽は誰の借り物にもならないし、今こうやって肉体的健康を32の俺は持っていて、何とか毎日必死になれない程な日々だけど、俺もまたある中で感謝を込めつつ、歌い続けて行きたいと思う。今年は60分、90分は欲張りかな?のステージがやりたい努力目標。念頭に置いて生活、生きていく。尾崎豊を今日また聴ける喜びで書いてしまった。放っておくと何かフラッシュバック的に考えてしまう人間なので、そこをどうにかしたいね。万年落ち込んでいるので、日向に行きたいな、と思うけど、陰日向に咲いている花、それに水をやることはできないけど、そいつらのために舞台へ上がり、不思議な庭企画も、うまくいっている訳じゃないけど、やるべき事をやっているのは俺らだよ。皆信じている。俺が頑張らないといけない。主催だし男だから、大丈夫だ。負けたと思ってないから笑まだ落ち込んでも、しょうがない。生前、石原慎太郎がALS患者に対して業病と書いた事を謝罪したりしてたけど、業病っていい表現だ。俺はクソ真面目だからこの業界に入れるのも止めないのも業病だろう。
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