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覚悟の磨き方「超訳吉田松陰」

この「覚悟の磨き方」と言うタイトルにグッときて図書館から借りてみました。
元々、私自身何かを始めるための「一歩の踏み出し方」として大切な事として「覚悟を決める事」だと思っています。

あんまり「覚悟を決める」と言うと、よくよく考えて色々悩み苦しみ、考え抜いたうえで「よし!覚悟を決めよう」となりそうなものですが。

この本を読んだ限りでは、松陰先生思い立ったらすぐやる方だったようで。
それは「日ごろから、行動の指針たる覚悟が決まっていたため」だと思います。

また、この本を通じて感じる事は「ヒトは矛盾がある」という事。
ある頁には「自分の意見などを気持ちよく取り下げるくらいみんなのために生きて欲しい」と書いてあるけど、他の頁では「自分の意見は引っ込めてはいけません」と書いてある。
これを人は「矛盾」と言うかも知れないけど、それはその場その場の状況に応じての考えであり、その細かい機微を理解していないと矛盾に見える。
だけど本人にとっては「矛盾しない事」なのかもしれない。

「覚悟を磨く」ことは現代にマッチしてるのではないでしょうか。
「ティール組織」や「学習する組織」などチームを磨く、人を磨く、そのように世の中がシフトしています。そんな中で吉田松陰の生き方、吉田松陰の残した言葉をセレクトし「生きると言うこと」についての覚悟の磨き方を、小君良いセンテンスを抜き出して176の言葉にまとめ、さらにそれを4つの上にまとめ分類したのが本書です。
これはまさに現代でよりよく生きたい人、正解を導きたい人、本質とは何かに悩んでいる人にこそ見て頂きたいと思います。


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