はじめに

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はじめまして。まーなと申します。

筆者が今日からnoteを通じて執筆していきたいのは、「ロック・ミュージック史」の名盤に関する思索です。

ロックの歴史は、キャサリン・チャールトン氏の『ロック・ミュージックの歴史』(1)を参照の下、筆者の歴史観から時代区分すれば、下記の区分けとなります。

第一期『ロック・ミュージックのルーツとなるブルースやゴスペルやカントリーが形成された時代』

第二期『ブリティッシュ・インヴェイジョンからサイケデリック・ロック、フォークやソウルまでの時期』

第三期『ルーツ・ロック、アート・ロック、ジャズ・ロック、ハードロックからファンクやレゲエまでの時期』

第四期『パンク・ロックおよびニュー・ウェーヴからオルタナティヴ・ロックやヒップホップ以降の時期』

そして、歴史において基軸となるのは、ロック史における最も重要なバンドあるいはSSWであるビートルズやボブ・ディランらが代表作を発表した第二期であり、彼らの傑作がそれ以降のロックの始点となったと同時に、一つの到達点であったと考察しています。

上記のような遷移を経たロック史における名盤の数々、つまり「普遍的価値を持つ作品群」を中心に論じていくにあたり、アルバムに対するレビューは、音楽的な考察だけでなく、文化的あるいは社会的考察も重ね合わせたものであり、評価は比較検討から付記したものです。

註(1)キャサリン・チャールトン『ロック・ミュージックの歴史 上 スタイル&アーティスト』佐藤実訳、音楽乃友社(1996)

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