熟成苺酒
我が家はほぼ毎年梅酒をつけています。
私の梅酒作りは3年前にピークがあり、梅の種類やお酒やお砂糖の種類も色々楽しんでいました。
そんな3年前に梅酒と一緒に苺酒を作りました。
梅酒以外の果実酒というものは作ったことがなかったので小さめの瓶で作ってみました。
材料はホワイトリカーとグラニュー糖と苺。
全て瓶に入れてぐるっとかき混ぜておわりです。
数ヶ月かかる梅酒に比べとても早く1週間ほどで出来上がります。
苺の色がお酒に移り赤い色が綺麗なお酒になりました。
赤い色が吸い取られ白くなった苺は少し毒々しく可愛くって、当時はこの写真をLINEのアイコンにしていたくらい気に入っていました。
ホワイトリカーのツンとした感じはあるものの、苺の香りがして女子のお酒!になった苺酒。
女子!って日に飲もうと思い出来上がり後にちょろっと飲んだっきり、
女子!って日は3年も訪れず。
冷蔵庫の端に追いやられて景色みたいになっていた瓶。
自粛生活で晩酌できる余裕が生まれ、おうちでお酒を飲むことが多くなり、お酒のレパートリーもマンネリ化してきたところ、ついに冷蔵庫の瓶に手をつけてしまいました。
全く女子感のない、ニラ料理がメインの日に。
苺の実は引き上げていましたが3年も経ってるし大丈夫かな…と恐る恐る飲んでみると、
ツンとした感じが抜けてまろやかになり3年前よりも苺の味が引き立っていて美味しくなってる!
しっかり熟成されておりました。
最初はロックで、少し飲んでから炭酸で割って飲み、2杯目は牛乳で割って苺ミルク酒にしました。
苺ミルク酒とか最高に女子です。
生の苺を入れて潰しながら飲んでも美味しそう。
おうちBARができてしまう。熟成最高!
果実酒を意図的に何年も置いておくのは、ダメになってしまう恐れもある気がして中々踏み切れませんが、女子!な日がこなかったことにより偶然の産物となった苺酒。
追熟する果物を販売する際に、たまにお客様から「お姉さんくらい熟してから買うわ」と言われ複雑な気持ちになるのですが、
熟成も悪くないなと思った出来事となりました。
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