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ひとり時間は至福そのもの

お家っ子の旦那さんが珍しく「友達とメシに行ってくるわ!」と出かけたので本日2本目の記事を書いています。

最近ひとり時間がほとんどなかったので、なんだか不思議な感じ。
でもたまにはいいものだ。

夜はひとりラーメンを食べに行った。
(からし味噌ラーメンに半ライスまで 笑)
日中はベッドの上で、ゴロゴロしながら鬼滅の刃の最終巻を読んだ。

何でもない日常がとても贅沢に感じてしまう。

ただ頭の片隅に、昨日職場の人に宛てたメールの返信が来ていない。
そのことが時々よぎる。

いやいや今日は休みなんだから。
自分が休まないと相手も休めない。

そんなことを時々考えたり考えなかったりしながら、ゴロゴロと休日を過ごす。


昨日の疲労困憊がウソのように体が楽になった。
エアコンの風が気持ちよくて10分眠るだけでも至福だった。
ベット最高・・・。
きょう何回言葉にしただろう。


夜は手紙を書いた。
10代の頃は文通をしていたので、時々手紙を書くとほっこりとした気持ちになれる。
20代、30代は季節の折に知人へ手紙を書くのが好きだった。

まず相手のことを考えながら便箋やハガキをえらぶ。
切手もあまるほどあるけど、記念切手のお気に入りを使おうか使うまいか、最後まで悩んでしまう。でもこの悩みがすごく好き。

星の王子様の切手シートは、大事に使っているのでなかなか減らず。ここいちばんに大切な人に贈る人にしか使えない。でも手紙を送りたい人って私とって誰でも大切な人。優劣がつけれない。なので何年も切手ファイルに保管されて何年もかけて減ってきている。
とても名残惜しい。また再販しないかな。

旦那さんから見たら私の趣味やこの悩んでいる時間はあんまり共感されない。笑 好きなものに共通はあっても、本当に趣味が違うのです。
そこも含めて一緒にいるのだから面白いなって思う。

馴れ初めを今度書いてみたいなと、思っているところです。

今日の手紙は初夏の夏らしい緑の葉が縁いっぱいに飾られた和紙の便箋。

メールにはない飾り縁。

どんなに便利な世の中になっても廃れずに残っていくのは、きっと訳があるそんな気がします。


少し長くなった手紙は1時間半かかって書き終えて、封をしてポストへ向かう。その途中に実家の母に電話をかけて近況報告。
今日いちにち幸せだったよ。そんな想いものせて。


暑い初夏の夜風が体にはりつくけど、それもまた心地よかった。

観たいドラマも映画もたくさんある。
現職の退職へ向けて挨拶準備もある。
あたらしい仕事の予習もある。

あせらない。あせらない。そう言い聞かせる。
そんな時に「羊と鋼の森」/宮下奈都の原民喜さんの一節が心に響く。

明るく静かに澄んで懐しい文体、少しは甘えているやようでありながら、きびしく深いものを湛えている文体、夢のように美しいが現実のようにたしかな文体

「羊と鋼の森」/宮下奈都より

そんな風に生きてみたい。
この詩を読むたびそう想う。思い出したように本を開いて言葉を辿る。

次のひとり時間は何しよう。

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