見出し画像

インド・チェンナイで日本食を食べる。(自炊編)

コロナ感染拡大に伴い、インド・チェンナイにおいても外出が制限され、外食が激減しました。

インドには「Zomato」という宅配サービスがあり、外出制限下においても使用することができます。
しかし、日本食はほとんどないため、日本食を食べたければ自炊することになります。

今回はインド・チェンナイで調達できる日本食向けの食材や調味料についてまとめます

1.チェンナイで手に入る調味料

(1)チェンナイで買ったもの

画像3

写真はいずれもチェンナイの輸入食品スーパーで購入した調味料です。

写真左から、
料理酒:750ml、349ルピー(約523円)、製造地:中国
白みそ:300g、350ルピー(約525円)、製造地:不明(おそらく中国)
本みりん:500ml、500ルピー(約750円)、製造地:中国
米酢:200ml、275ルピー(約412.5円)、製造地:タイ
醤油:500ml、235ルピー(約352円)、製造地:日本

日本販売価格と比べるとかなり割高です。
また、品ぞろえは悪く、メーカー選択の余地がありません。
在庫自体も非常に少ないので、輸入品スーパーに足繫く通い、調味料たちとの一期一会に感謝し、購入することとなります。

その他、こちらのスーパーで購入した調味料を以下に示します。

画像4

写真左から、
レモン汁:250ml、80ルピー(約120円)、製造地:インド
ハチミツ:200g、139ルピー(約208円)、製造地:不明
にんにくペースト:150g、95ルピー(約142円)、製造地:インド
しょうがペースト:150g、90ルピー(約135円)、製造地:インド
トマトケチャップ:300g、85ルピー(約127円)、製造地:タイ
エキストラバージンオリーブオイル:500ml、850ルピー(約1275円)、製造地:イタリア

画像4

写真左から、
中華スパイス:47g、99ルピー(約148円)、製造地:インド
ミックスハーブ:20g、109ルピー(約163円)、製造地:インド
岩塩:100g、89ルピー(約133円)、製造地:インド
ブラックペッパー:50g、159ルピー(約238円)、製造地:インド
パームシュガー:200g、165ルピー(約247円)、製造地:インド

余談ですが、写真一番左の中華スパイスは要注意です。
一振りでインド・テイストに様変わりします。
インド・テイストから逃れたくてせっかく自炊したのに、最後の一振りで台無しにされます。

(2)例外:日本から取り寄せたもの

一方で、チェンナイではなかなか手に入らない、粉末だし、めんつゆ、中華スープ、コンソメといった料理のベースとなるスープ類は日本から取り寄せました。

画像5

2.チェンナイで手に入る食材

野菜、果物、肉、魚といった生鮮食品は一通り手に入ります

(1)野菜、果物

野菜や果物は、チェンナイのスーパーでは量り売りとなっています。
記載されている金額は1kgあたりのものです。玉ねぎ1個10円くらいで買えますので、日本と比べたらかなり安いです。

画像6

味も日本の野菜と遜色ないです。むしろピーマンは肉厚で、日本のものよりおいしく感じるくらいです。

画像7

(2)肉

肉は精肉店で買えます。
鶏肉や羊肉がインド人にとってはメジャーですが、豚肉や牛肉も買えます。

画像8

ただし、豚肉や牛肉の流通量は多くなく、かつ当たり外れが大きいので事前に入荷日を店員に確認しておいて、自らの目で商品を確認したうえ、購入するのが良いです。

値段は豚肉、牛肉共に100gで150円程度とかなり安いですが、質は値段相応です。写真は牛ティーボーンステーキです。

画像9

(3)魚

チェンナイは海に近く、魚はおいしいです。
スーパーや魚屋さんなどで買えます。

写真は最近オープンした肉と魚を販売しているデリカッセンです。
エビ、スズキ、タイ、イカなどが買えます。

画像10

刺身用のマグロやサーモンも買うことができる店が、私が知る限りはチェンナイ市内に2店あります。

値段は高く、かつ、お腹を壊さないか心配なので、相当気合が入っているときにしか買いません。

画像11

3.自炊メニューの例

ほぼインドで調達した調味料と食材で以下の料理を作ることができます。

(1)スズキのソテー

<インドで調達した材料>
・ピーマン、玉ねぎ、にんじん
・スズキ切り身
・バター ※日本より安い値段で売っています
・ミックスハーブ、岩塩、ブラックペッパー
・ピザソース ※地元のベーカリーで買ったもの。スズキと合う
<日本から持ってきた材料>
なし

画像12

(2)鯛めし

<インドで調達した材料>
・タイ切り身
・醤油、料理酒、本みりん、岩塩
<日本から持ってきた材料>
・日本米 ※チェンナイでも日本米を買うことができます。
・顆粒だし ※干し椎茸はチェンナイでも買えます。もどし汁を代用可

画像14

(3)ビーフステーキ

<インドで調達した材料>
・牛テンダーロイン
・ブロッコリー
・トマトケチャップ、ハチミツ、オイスターソース ※混ぜるとBBQソースになります
・バター、岩塩、ブラックペッパー
<日本から持ってきた材料>
なし

画像15

(4)マグロの刺身と豚汁

<インドで調達した材料>
・マグロ刺身用
・醤油
・豚バラスライス
・にんじん、玉ねぎ
・豆腐 ※木綿と絹両方買えます
・白みそ
<日本から持ってきた材料>
・わさび ※最近輸入品スーパーで目撃しました。チェンナイでも買えます
・顆粒だし ※干し椎茸はチェンナイでも買えます。もどし汁を代用可

画像15


こちらの記事を書いてから4か月近くが経ちました。

日本食関連については、その後血眼になって探し回ったせいか、チェンナイでもある程度手に入ることが判明しました。

4か月前の自分に、「もうちょい探したら見つかるよ」と声をかけてあげたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?