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【育児日記・出産レポ】 出産前夜に夜泣きした上の娘に教えられたこと

こんにちは。

おかげさまでこの度、無事に2人目を出産いたしました。1人目以上にスムーズなお産でその後の経過も順調です。

とりあえず一安心。

さて、今回はお産とその前日の話。


熱&体調不良が続いていた娘

こちらの記事でも書きましたが、シュッさんがいよいよだなとなった時に娘がお熱を出しました。

熱自体は2〜3日で良くなったものの、その後お腹がちょっと緩くなったりと本調子ではなかった娘。日中は元気に走り回ったりもしてましたが、昼寝や夜寝る時にはグズつくことも多く、あまり本調子ではありませんでした。

出産間近で娘も不安になっているのかなぁ〜と思っていたのですが、ちょうど出産する前日の夜は今までにないほどの夜泣きをしました。

夜泣きのレベルが過去一

元々は一度寝ると朝までぐっすり寝ることが殆どだった娘。その日は寝付いた2〜3時間後に起きてしまって本泣きになってしまい、ずっと私のことを呼んでいました。最初は暑いのかな?とか、起きちゃっただけかな?と思ってクーラーの温度を調整したり、いつも通りソイネしながらポンポンしたりしていました。いつもはそれで寝る。

しかし、泣き声のボルテージはどんどん上がってゆく…触ってもポンポンしても、腕枕しようとしても全力拒否で「カカァァァ」と私を呼ぶ。(私はここにいますけど?)

「抱っこ抱っこおおおぉぉぉォォォ」と泣くので夫が抱き上げてみるものの、それも拒否で仰け反って反抗。どうにも手がつけられない状態になってしまいました。

私は添い寝をしながら娘の事をぎゅっと抱き寄せて、仰け反ろうがなんだろうがポンポンし続ける…あまりにも悲痛な泣き叫び声で私のことをひたすら呼ぶので、だんだん私もその声に辛くなってきて涙が出てきてしまいました。

見捨てられ不安ではなくて、私自身の不安

熱が出た時からその時までずっと、私は娘が泣くのは妹が生まれてくることで、娘自身が構われなくなるんじゃないかと不安で泣いてるのかなと思っていました。

しかし、思い掛けず私ももらい泣きしてしまったことで、自分の中にある私自身の不安に気づきました。


この記事でも書いたけど、私はお産自体にとても不安があった。前回もスムーズな安産だったはずなんだけど、その時の痛かった記憶、辛かった記憶が増幅してフレッシュなまま記憶され続けていたみたい。

私自身の特徴として、過去の辛い経験やショックな出来事を実際以上に辛いものとして記憶してしまい、フラッシュバックまではいかないにしろ、鮮明な記憶として思い出してしまうことが結構ある。だから、ふとした瞬間にその辛い経験による不安や悲しみに支配されてしまうこともある。

最近は大分感情に支配されてしまうことは減った。それでも感受性が強く反応してしまったものは溜まっていて、どこかでくすぶっているのだと思います。

どこかで、お産に対しても「どうしようどうしよう。痛いの嫌だな、辛いの嫌だな」と思い続けていて、実際の出産を無意識的に先延ばし先延ばしにしてました。それでもだんだんお産が近づいて来てることは体調的にもわかってて、自分の中での緊迫感が多分結構あった。

私の母や夫は2人目だし、本人ではないからお産自体の心配は全然していなくて、生まれたら娘をどえするか…という事などで頭がいっぱいな様子。私自身も頭では娘の事ばかりだったので、お産自体の不安については押し殺していたのだと思います。

そして、娘はそんな私の感情の揺らぎをきちんと読み取っていた。私が娘につられて思わず泣いてしまったとき、お産が怖くて不安だと自分で認められた時、娘は一気に落ち着いてその後間もなくまた寝てしまいました。私は気が済むまで涙を流して自分の感情に向き合ったところ、私もスッキリして力が抜けたような気がしました。

そして、二人揃って再び眠りにつきました。その後はまた夜泣きをすることも無く、すっかり落ち着いた娘。朝になっていつも通り現気に目を覚ましてくれました。

一気に進んだお産

次の日は、私もすっきりした気分で起きることが出来ました。そして、何の前兆もなかったものの、今日か明日には生まれるなというのが分かった。何となくの勘としか言いようがないのだけど。

その日は午前中に検診があったので、検診後そのままお産に進むかもな…と思って朝にシャワーを浴びて陣痛バッグももって検診へ行きました。

検診の時点では子宮口は4cm。先生も今日明日だね、と。その時点では定期的なお腹の張りや陣痛は無かったので一旦帰宅しました。

その後お昼の頃に張りが強くなり、ちょっと定期的に。痛みは少なかったので様子を見てたのですが、定期的に来るようになったのですぐに連絡をして、夫には午後休を取ってもらい、夫と私、母と娘というペアでそれぞれ産院に向かいました。

行ってみると子宮口は7cm。もうお産だね、ということで準備をして進めていきました。

今回は陣痛が本当に少なくて、先生達や見学の看護学校の生徒さん達と歓談する余裕すらありました。最後はさすがにちょっと辛かったものの、全体としては1人目よりもさらに短く、痛みもなく、かなりスムーズに生まれてきてくれました。

案ずるより産むが易し。

本当に安産で、何事もなく、怖がり痛がりの私でも耐えられるレベルで生まれてきてくれて本当にありがとう、妹!!

ちなみにお産は夫だけでなく、母も娘も立ち合い出来ました。娘はお産直後は泣いてたけれど(昼寝してなくて眠い&赤ちゃん怖い&私が何やら辛そうにしてる)、赤ちゃんがキレイになってベッドに寝かされ、母のわたしの表情も落ち着いてくると再び元気でご機嫌になりました。

なんというか、ものすごく呆気なくて、全然苦しい雰囲気もなくてほんわかしたいいお産でした。

子どもは3歳までに親孝行を果たすと言うけれど

よく、子どもというのは3歳になるまでにすべての親孝行を果たすと言ったりするけれど、ほんとその通りだなぁと今回感じました。

娘は、全力で私の心の機敏まで読み取って反応してくれていて、それに気づいたときは本当にありがとうという気持ちでいっぱいになったし、たった1歳8ヶ月の小さな身体が誰よりも頼もしく、心づよく感じられました。

お産の際はぐずり気味ではあったけど、娘もいっしょにいてくれて私自身のためにも本当に良かったなと思う。ありがとうね。

そして、不安な気持ちを心の奥底で抱えていたり、上の娘の事で頭がいっぱいで全然気を回せてなかったにも関わらず、マイペースで元気にお腹の中で育っていって、こうしてスムーズに外の世界へと出てきてくれた妹にも感謝。

この2人の娘たちの母親になれて本当に良かったな、幸せだなぁと思った出産でした。

おしまい。

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