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自分の間に風を通す「お茶しませんか?」の魔法

今から半年〜1年ほど前。
なんか、仕事や子供や家事を、
ぎゅうぎゅうに詰め込んで

それも、誰かに頼まれたというよりは、
やらねば!という使命感・義務感からやっていたと、今振り返ると思う。
働くママだし、頑張って稼がないとだし、ちゃんとしていたいし。と

ピリピリする、ストレスを腹に溜めながら暮らす みたいな
しんどいな〜って時間を過ごしていた。(家族にイラッとすることも多かった
、ごめんね)

こんな毎日を送りたかったんだっけ?

なんで私は、こんなにピリピリしてるんだろう、と
突然思った。

「なんのために、こんなにぎゅうぎゅうに詰め込んでるんだろう?」

コーチングで出てきた本音

コーチングを受けさせてもらっていて、そこでは本音を結構話せる。あと自分が言語化できていない部分にもフォーカスできる。
そこで出てきた本音は


今自分は、仕事も生活も夫婦も子供も、全部がバラバラで、全部がタスクの山になっていること
それを、到底自分一人で解決できないのに、やらねばと辛くなっていることが語られた。

でも、でもその先に出てきた言葉は。

それを「辞めるのが怖い」
「今一生懸命に生きているぎゅうぎゅう詰めの日々を辞めるのは怖い。諦めているみたいで、そんな自分を認めたくない」だった。

弱音を言えない弱い私と、静寂をくれたお茶の時間

体に優しい手作り発酵あんこの最中と抹茶

認めたくなかったんだな〜と。自分と向き合おうとやっと覚悟が決まってから、お茶が大好きな気持ちがより鮮明になってきて。
そのころに、発酵あんこのお菓子や、グルテンフリーのグラノーラの研究をしたりもしていて。それらと一緒に、美味しいお茶を淹れて。

「お茶しない?」と家族に声をかけたら、テーブルに集まってきて
美味しいね〜とか、もうちょっと改善の余地あり!とか
たわいなく、たまらなく幸せな気持ちが訪れました。

一服に救われる

茶道歴は10年ほどになり、稽古で茶室にいる時間。
しん、と緊張感がある、点前の時間。
心と体を一つにして、集中して、呼吸を整えて、いっぱいのお茶を点てる。
それだけなのに、心がすっきりとして、癒される時間を過ごす。
その幸せに、満たされた感覚が、私が五感を使って生きているんだな〜と感じる、際立った時間でした。

「お茶しない?」

そこから、夫に「お茶しない?」と夫婦茶会を誘ってみた。
お茶を用意して、二人で飲む。それだけ。

二人分入れた煎茶

「あ、美味しいね。このお茶」

そうすると、不思議と。
夫婦の会話にも ピリピリではなく
ほわほわ、さらさら とした感じの 前よりも透き通った空気が流れた

お茶を飲むのって、一体感があって、
自然と会話が生まれて、不思議と心が解ける。

魔法のようだわ

お茶が好きな理由、お茶に感謝している理由

日本茶は本当に不思議な力がある。これは成分的にも科学的にもエビデンスがある。それはまた別の機会に書き残すとして
自分の弱いな〜ってところを、もう諦めて受け入れて。
家族との、自分との対話を程よい距離で進められたのも。
私は日本茶に助けられたんだと思っている。それくらい、心と体の変化があった。

美味しいのはもちろん、奥深い。「お茶しない?」の魔法を
昔の私みたいな人に、もちろんそうじゃなくても、伝えられると
本当に世の中平和・調和で満ちるんじゃないかと思っています。

今年はそんなお茶の面白さを伝えたくinstgramやworkshopを計画中
少しでも興味がある人は見てもらえたら嬉しいです!今後もお茶時間の研究は続く、、