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コーディングに集中できるFindyのライトなスクラム開発

こんにちは、Findy CTO の @ma3tk です。筋トレの成果なのか、食べ過ぎなのか、セットアップがほしいと思ってお店に行くとだいたいオーバーサイズしか買えないのが悩みです。

さて、そんなオーバーサイズな体型とは裏腹に、Findyのエンジニアリング組織ではスクラムで開発を行っていますが、本当にライトでなるべく開発そのものに集中できるような環境になっています。本日はこのライトなスクラム開発について書いてみます。

スプリントとして区切りをつけていない

一般的に知られているスクラム開発ではスプリントとして1週間〜4週間で期間を設定して開発を回す事が多いかと思いますが、現在のFindyでは明確にスプリントとしていつからいつまでというのを設けていません。

過去にスプリントを設けていたこともありました。しかし、自分がプロダクトオーナー兼スクラムマスターの状態が続いたこともあり、現状では細かくスプリントとしてまとめるメリットが特にないため、現在は「今月にやりたいこと」の大きな単位くらいで実施しています。

※本来プロダクトオーナーとスクラムマスターは別なメンバーで役割を分けるほうが望ましくはあったのですが、毎日開発に携わるメンバー数が多くない状況が続いたため、現行の開発フローでも問題が出ていない状況です。

スプリントとして明確な区切りがないので、スプリントレビューやレトロスペクティブはやらない

スプリントレビューやレトロスペクティブなど実施するかと思いますが、今のFindyではそれらを行っていません。上述したようにスプリントの区切りがないことや、メンバー数が多くないながらIssueがさばけていることもあり、明確に該当期間でやることに漏れが出ないような動き方になっています。

課題が出たらすぐにIssue化もしくは既存のIssueに追記してチェックボックス化ができていて、追加された優先度の低いIssueも1ヶ月以内にある程度解決できています。そのため、Issueが溜まって放置されることもあまりない開発体制が保てています。

やってることは唯一つ、デイリースクラム(朝会)のみ

スプリントレビューでは本来できたものなどを確認したり、KPTでの振り返りなどを行うかと思いますが、Findyの開発チームの朝会では、チーム全体でフィードバックが必要だったり解決しなきゃいけない課題を都度話し合って解決できています。

このスクラム開発の要素でもあるデイリースクラムでの進捗確認と課題の認識と解決は大事にしています。今のFindyの開発チームはこの進捗確認と仕様相談や次のタスクのアサイン、課題のシェアと解決などをまとめて行うことで大規模なスクラムを行わなくても十分にチーム開発が進むような状況を作れています。

スクラム開発を否定するわけでもなく、このやり方を生涯やり通したいわけではない

スクラム開発において必要な要素だけを取り入れた「なんちゃってスクラム開発」で開発を進めていますが、このやり方はまたメンバーが増えたタイミングや開発内容がさらに複雑に大規模化してきたタイミングなどで随時見直すことが大事かと思っています。

また、スクラム開発の概念を否定したいわけでもなく、「エンジニアリング組織が問題なく提供したいものを提供できること」が大事だと考えています。常にカスタマイズを加えたり原点に戻ったりすることで自分たちの身丈にあった開発手法を取り入れていきたいと考えています。(そもそもスクラムなの?という疑問もありますがw)

Findyのエンジニアリング組織の課題

今はこのやり方で十分ワークしていると感じていますが、今後状況は必ず変わると思っています。というのも、今後Findyのエンジニアリング組織は数十人規模で採用を進めていきたいと考えています。

開発方法自体に大きな課題があるよりは、サービスの成長や拡大が想定以上に早く進んでおり、エンジニアリング組織として価値提供の数がまだ足りていないと感じています。

今後上場なども見据えて安全なスケールするプロダクトを作るためには、メンバーがもっと必要です。

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特にもっと自分がプロダクト企画やプロダクトを意思決定する部分にフォーカスすべく、エンジニアリングマネージャーとしてプロダクト開発を進めながら実装も同時にしてもらえるような方が今特に必要です。

こちらのツイートにもあるように、エンジニアリングマネージャーは開発チームの全体の意思決定をしながらコーディングできる環境が望ましいかと思っています。ただメンバーの1on1やスクラムマスターをするだけでなく、自分もコードを書いて進められる役割が今の状況では望ましいと感じています。

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