エンジニアの技術力とマインド、どっちを取るのか?
こんにちは、Findy CTO の @ma3tk です。梅雨でジムに行くまでの間に雨でテンションが落ちることもありますが、トレーニングできれば晴れ晴れとした気持ちになれますね!
本日は、よくある難しい問題である「技術力があってマインドが足りない人を採用するのか?マインドがあって技術力が足りない人を採用するのか?」について書いてみます。
エンジニアの技術力とは主にこの記事では提案、設計、構築、テスト、運用、保守などのシステムを作る上で必要な部分を指しています。コミュニケーションなども含まれますが、実現したいことがプログラミングなどの技術によってアウトプットとなるようなイメージです。
結論: 技術力よりマインドが大事
様々なCTO/VPoE/EMの方にこの問いをしたところ、8〜9割の方が技術力よりもマインドのほうが大事という風に答えていました。(技術力ですね、って明確に言ってた方がほとんどいなかったような気がします)
僕も漏れずにマインドを推します。なぜマインドを取るのでしょうか?
理由1: チームプレイだから他者へのリスペクトが求められる
「なんでマインドの方ですか?」って聞くと大体はこの「チームプレイだから」とか「複数人で協力し合うから」というような理由が多く挙げられます。この場合に使われる「マインド」とは、他者へのリスペクトを指します。
技術力があるが、他者にリスペクトなくストレートにフィードバックする方がいる場合、よく起こりがちなことでいうと技術力が足りてないメンバーから「技術力は尊敬するけど、楽しく仕事が進められないので別の環境でお仕事がしたい」言われ、離職してしまうケースです。結局は企業での開発業務はほとんどがチームプレイなのでメンバー全員がどう気持ちよく仕事できるようにするかを考える必要があります。
言いたいことはわかるし正しいのだけども、言い方が厳しすぎたり、ストレートに伝えすぎて相手も必要以上にダメージを受けます。「このXXはコードが雑でひどすぎます。書き直してください。」とかまじまじと言われたくないですよね。
Findyでも同様にエンジニアに限らず様々な職種の人がエンジニアと話します。エンジニアについて考える事業を行っているからこそ、エンジニアはその人達にとっても有益なことを提供し、お互いにいい環境を作り続けるのが大事なのではないかなと思っています。
理由2: 事業に対しての興味関心がゼロだと良いアイディアが出てきにくい
どんなに技術力が高くても、事業に対しての興味がゼロだったり、技術に対してのみの興味だけだと採用が進まないケースが多いです。どのスタートアップでも技術に対して強い関心があることが最低限の条件になっており、事業に対して興味関心が持てるかどうかが求められます。この理由で説明している「マインド」は「事業への共感」を指しています。
エンジニアが事業に興味を持たないと新たな「ひらめき」が失われ、あくまで技術の中での最適化だけに留まってしまいます。逆に事業に興味を持つことで、全体最適のために技術をどう使うかを考えることができ、次の一手が鋭く適切なものになるように感じます。
特にFindyだとエンジニア向けの事業を行っていることもあり、エンジニアにとっては非常に興味を持ちやすいと思います。多くのエンジニアにとって「100%ターゲットユーザが自分」という状況はこのFindyの3つの事業でしか成り立たないのではないかなと思うのですが、どの事業を見ても自分観点でフィードバックしやすい環境にあります。
技術力はいらないわけではない、むしろ必要
ここまでマインドが大事と書いてきましたが、あくまでどちらが、という判断に対しての話であり、技術力は0でいいというわけではありません。今回の問いではどちらかといえばという話でしたが、技術がある上でマインドもないと結局うまくいかないのがエンジニアリング組織の難しさだと思います。
将来的には技術力をもっと身に着けていきたいという方を育成する組織で有りたいと思いますが、現状の組織としてはマネジメントレイヤーや技術力が一定あるような方を求めています。(半年後くらいにさらに育成力を強化できればなと思っています)
採用も非常に難しいのですが、Findyでは技術力もマインドも両方求めて、エンジニアリング組織としても会社としてもハイレベルな状態を求め続けていきたいと考えています。
来年には20人ほど優秀なエンジニア・EM・CTO・VPoEが増えている状態を目指すべく、採用の方を強化しています。
上記リンクから求人が見れます。是非興味ある方はアクセスしてみてください。
まだまだエンジニアリング組織が大きくしなくてはいけない状況ですが、今後はボディビルダーの筋肉のように大きく、たくましいエンジニアリング組織を作れればと思っています。是非気になったら一緒にFindyでカジュアル面談でもカジュアルトレーニングでもやりましょう。