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GRⅢで LightPix Lab FlashQ Q20II Matte Black を使ってみた!

僕は夜の撮影が好きで、GRⅢでスナップやポートレート撮影をする時にフラッシュを使用することもあるのですが、今回は新しく販売されたフラッシュを使ってみました。
そのフラッシュの商品名は LightPix Lab FlashQ Q20II Matte Black です。
元々はライトピックスラボから発売されている「FlashQ Q20II」の「RICOH GRストア」モデルで、GRのデザインにフィットした特別なマットブラックカラーとダークグレーの印刷色を採用しているとのことです。

さて、夜の大阪で撮影した作例と一緒に使いこなしポイントを述べてみたいと思います。


GRⅢ+FlashQ Q20II
F2.8・0.6秒・ISO3200

大阪中之島美術館の SHIP'S CAT (Muse) を見に行った時に空に印象的な雲が浮かんでいました。雲が良い位置に来るのを待ってましたが、雲には流石にフラッシュの光は届かないので、ISOを3200に上げることで夜の雲を写し止め、LightPix Lab FlashQ Q20II Matte Black を発光させることで手前の猫の像を明るく写しました。


GRⅢ+ワイドコンバージョン21mm+FlashQ Q20II
F4.5・1/60秒・ISO1600

夜の踏切での撮影(ISO1600、1/60秒、F4.5)です。フラッシュ無しでは
手前のカーブミラーが暗くなってしまうので、LightPix Lab FlashQ Q20II Matte Black で明るくしました。偶然にも外灯の光がハレーションを起こし、幻想的な写真になりました。


GRⅢ+FlashQ Q20II
F13・0.8秒・ISO320

スローシンクロでひと味違った幻想的な写真を撮ろうと思い、0.8秒のスローシャッターを切る中で LightPix Lab FlashQ Q20II Matte Black の発光により銅像の芯を残し、GRⅢを振ることにより銅像と背景の光を暴れさせて、非日常な写真にしました。


ここからは LightPix Lab FlashQ Q20II Matte Black とON/OFFの比較をしてみましたので、その違いをみてください。

左 : GRⅢ & 右 : GRⅢ+FlashQ Q20II

左の写真は金網越しに夜の駐輪場を撮影しましたが、手前の金網がよく見えない写真になっており、わざわざ金網越しに撮影した意味がない結果になってしまっています。右の写真は同じ場所で LightPix Lab FlashQ Q20II Matte Black を発光させることで金網を反射させて、金網の線が強調される写真になりました。


左 : GRⅢ & 右 : GRⅢ+FlashQ Q20II

左の写真はフラッシュ無しでの撮影です。最近のカメラは高感度特性がとても優れていますが、背景に比べて撮影の対象物が暗い場合は、むやみにISOを上げても対象物は明るく鮮明に写りません。
右の写真のようにように LightPix Lab FlashQ Q20II Matte Black を使うことで、対象物が明るく細部まで鮮明に写りました。


最後に LightPix Lab FlashQ Q20II Matte Black の最大の特長であるオフカメラ(ワイヤレス発光)設定についてレポートします。

フラッシュをカメラから離したオフカメラ設定

「通常、カメラに直接セットするクリップオンフラッシュ」をカメラから離れた場所に置いて発光させることを、「オフカメラ」または「ワイヤレス発光」と呼びます。上の写真のように LightPix Lab FlashQ Q20II Matte Black
はGRⅢとフラッシュ本体を切り離して発光することが出来るのです。


GRⅢ+ワイドコンバージョン21mm+FlashQ Q20II
F4.5・0.8秒・ISO640

オフカメラで撮影した夜のポートレートをご覧ください(model : Rie)。
GRⅢは軽量かつ操作性が優れているので、片手でも撮影出来ます。
右手にGRⅢ、左手で LightPix Lab FlashQ Q20II Matte Black を持って撮影しました。
この写真のように腕を上げたポージングだとフラッシュがカメラの頭上にあるとフラッシュによる腕の影が顔に出てしまうことがあります。そのリスクを避ける為に、 LightPix Lab FlashQ Q20II Matte Black を持った左手を伸ばして、影を回避しました。
そして、当然、正面からのベタッとした光より、斜めから入れた方が立体感が出る訳です。

GRⅢ+ワイドコンバージョン21mm+FlashQ Q20II
F3.5・1.3秒・ISO250

こちらの露出設定はF3.5・1.3秒・ISO250です。先程の写真よりISOを下げて、フラッシュの光量を上げることによりシャッター速度を遅くしても比較的に止まった感じに撮れます(ISOを上げたくない人向きの設定です)。
このフラッシュはマニュアル発光しか出来ないのですが、むしろ慣れるとその方が簡単です。カメラ露出やフラッシュの光量を自ら自由に調整することで、色々な写真が撮れる夜のスローシンクロは本当に楽しいですね♫

ということで、今回はGRⅢと  LightPix Lab FlashQ Q20II Matte Black の組み合わせによる使いこなしについてまとめてみました。
夜のフラッシュ撮影の楽しさが伝われば幸いです。

FlashQ Q20II MATTE BLACKについてはこちらです⇩

■GR officialでの製品紹介記事:


■リコーイメージングストア:サンプルで写真を使って頂いています。


では、また。

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