Street snap photo session Vol.2 深津友成
僕のリスペクトしている写真家と街撮りを一緒にして note に纏める企画の第二弾です。第一弾は以下の 記事となります。
ルールは以下の通りです。
1.二人でストリートスナップ
2.ロケ地は相手の写真家さんが選択
3.セッション時間は二時間以上
4.お互いを撮影した写真含めたそれぞれ五枚以上の写真を後で共有
5.その写真含めて松永が note に総括
そして、 Vol.2は 私が代表をしているFacebookのモノクロ写真グループMonochrome Photography(MP) で2014年から10年連続でBest5入りをし、2023年に3年ぶり7度目の1位となったMPのレジェンド 深津友成 氏です。深津さんはストリートスナップ、声掛けスナップ、ポートレートと人物に特化した撮影を行っている関東の写真家さんです。
過去の深津さんのストリートスナップで一枚上げるとするとこの写真がとても印象に残っています。メインの被写体である中央のカップル、その右側の”Hug Free”と書かれた絵の二人、背後の壁面広告の男女二人、そしてその下の女性二人と四組のカップルが写真上に写っており、これが仕込みではなく、ストリートスナップで撮れてしまうところに驚愕した記憶があります。これは撮れないですわ。。
ということで、今回の session で深津さんが指定したエリアは原宿・表参道エリアでした。深津さんが光の入り方が好きな場所があるとのことでした。
2024年2月末に昼食にカレーの食べ放題を食べながら、色々な話をさせて頂きました。「深津さんにとって写真とは?」と聞くと、「写真で人生を楽しんでいる。」「写真で苦しむ人もいるが、僕は写真で苦しみたくない。」とのこと。つまり、人生を楽しむツールが写真ということだと理解しました。
なるほどね。
話が弾み、食べ過ぎ&呑み過ぎてしまいお腹唯一杯になってから、 Street snap photo session を行いました(汗)
深津さんのカメラは FUJIFILM X100F (2430万画素) でレンズ焦点距離は35mmF2のコンパクトカメラです。僕はいつもの装備であるワイコン付RICOH GRⅢ(21mm)、RICOH GRⅢ(28mm)、RICOH GRⅢx(40mm)の三台体制でした。
では、ここから深津さんと僕が同じルートを歩いて撮影した写真を紹介します。二人で歩いていると、いきなり深津さんは、「バウアーを着ている方の写真を撮り集めているので、ちょっと撮ってきて良いですか?」と僕に話しました。バウアーというと昨年までDeNAに在籍していたトレバー・バウアーを思い浮かべてしまったのですが、実は Barbour(バブアー) のことでした(汗) 流石、おしゃれな深津さんです。そして、声をかけて撮らせてもらってました。流石、声かけの深津さんです。深津さんの Barbour photo に関しては、この日は二人に声をかけ100%の成功率でした。下の写真が声かけが成功して、撮影している深津さんです。
深津さんのお気に入りの撮影スポットは原宿の交差点で、太陽光がビルの窓に乱反射して、スポットライトのように照らされるポイントがあり、そこで深津さんは撮影したかったので、原宿・表参道エリアを選んだとのこと。
上の写真は深津さんが撮影した写真ですが、このように上手くタイミング良く撮影出来ると、スポットライトが当たったように撮影出来るんですね。まるで女優さんを撮影したかのようです。僕は光を意識はしますが、そのポイントで粘るということはあまりしてこなかったので、確かにこういうやり方もありだなと勉強になりました。
こちらが僕が撮影したモノです。右側に光が輝いており、その光に向かっていく女性のプロフィールを捉えたモノです。流石、原宿ですね。美しい方が沢山、往来されていました。
この日は風が強く、乱れた髪の毛を撮ることも出来ました。面白いモチーフですが、上手く行けば良い絵が撮れますが、タイミングを外すとボツ作になってしまいます。
ここまで見てきて皆さんは気付かれたでしょうが、深津さんが横写真、僕が縦写真がメインとなっています。この女性の優しげな表情が良いですねぇ。
女性が俯きがちに歩いてらしゃったので、横顔に憂いを感じて、パシャリとしました。こういう場合、なるべく奥の人と変な重なりにならないようにしたいのですが、この場合は右奥のカップルが良い位置に来てくれました。
これはこの note のカバーにも使ってる深津さんが僕を撮影してくれたお気に入りの一枚です。スポットライトが良い効果をしてくれていますね。この日は花粉が飛んでて、終日、目がしょぼしょぼでしたが。。。
この写真は撮った瞬間に手応えを感じた一枚です。例のスポットライトがモデルのような男性を光と影の境界線に入った瞬間にシャッターを押しました。男性の無表情な顔がとても神々しい感じになりました。これは日本なら東京でしか撮れそうもないかもです。多分、大阪では撮れないな(汗)
これは面白そうな人物に深津さんが声をかけて撮影したモノです。サングラスに深津さんが写っていたり、右奥の女性の後頭部にストリートファイターのリュウが波動拳を放っていたりとユーモア溢れる作品になっていますね。
これは影が良い感じのショーウィンドウがありましたので、そこに深津さんに立って頂き、撮影したものです。光が綺麗な日だったなぁ。
男性が電車の運転手の点検のように手で何かを示した瞬間を捉えたモノです。奥の女性の位置や横断歩道のゼブラが印象的な作品ですね。
一瞬でも「これは何だろう?」と思ってくれたら、成功です(笑)これは竹下通りにあった球体の御神籤です。風で御神籤がクルクルと飛んでいました。
これは深津さんが、「かっこいい!」と呟いてカメラを構えた時に僕も便乗して撮影しました。PERFECTというバスに書かれた文字に惹かれた深津さんと新しい学校のリーダーズに惹かれた私に違いはありますが、二人共に自転車に乗った人は入れるというのが面白いですね(笑)
向かい側からモデルのような美女二人が声かけの深津さんが発動しました!
言葉巧みに美女の撮影許可を簡単に貰えるですよねぇ。。。
深津さんの人たらし、人徳の賜物でしょうね。ホントに凄いです。因みに深津さんはこのようなポートレート撮影ではFUJIFILM pro2とXF35mmF1.4 Rの組み合わせで撮影しているとのことです。
ということで、セッションは終了です。楽しかったし、色々勉強になりました。深津さん、ありがとうございました。またセッションを実施し、noteに記録していきます。実は次のセッションも既に決まっております。
では、また。
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